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JR北海道 車両更新先送り

 以下の記事によれば、JR北海道は「国の支援が限定」という理由で寿命に近くなった普通列車用のディーゼルカーの更新(新車導入)を当面先送りするとの事です。

 普通列車の主役であるキハ40の車両更新ができないとなると、これからの使用に耐える残った車両をかき集めて運行するしかなくなり、当然ながら減便という流れでしょうかね。
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 困るのはまず通学利用の中学高校生などでしょうが、普通列車しかない釧網本線留萌本線などでは観光客にも影響出そうです。通学列車を貸切扱い(一般客乗車不可)として道や沿線自治体で車両購入して運行するという方法がありそうですが、バスの方が安いからという理由でそっちに流れる可能性も…。
 立派なレールがあっても車両がなければ鉄道として成り立たないもので、困った問題ですね。JR北海道普通列車用の電車は過剰ぎみという指摘があり、電化区間なのに普通列車はオール気動車ディーゼルカー)となっている室蘭本線室蘭駅苫小牧駅気動車を電車化して気動車を転用という意見がありますが、十数両程度では焼け石に水、しかも片運転台車のキハ143ではローカル線に非常に使いにくそう。3両編成の電車では室蘭本線には過剰な輸送量でもあります。函館本線でも岩見沢駅~旭川駅の一部普通列車をわざわざ気動車ですがワンマン化等で同様に合理化のためのはずです。

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東北本線黒磯駅新白河駅でも普通列車の大半が気動車化。直流・交流区間をはさむ特殊事情もありますが経費節減の意味もありそう。

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只見線を走るキハ40.もし新型化された時に北海道に転用は・・・北東北用の車両でも、さらに耐寒改造必要で改造費かかってせいぜい寿命を迎える10年程度の活躍では無意味かな。ただ、JR北海道では中止ではなく「先送り」としているので、新車入れるまでのつなぎ役にはできるかも。

 なお、経営危機のJR北海道ですがよく言われるJR東日本との合併は不可能です。株式上場ずみのJR東日本がそんなことになったら、株価大幅ダウン、下手したら翌日から山手線ストップもありえます。資本主義経済とはそういうものです。

 まあ、この秋にも北海道行ってちょこっと応援します。夕張支線と札沼線末端区間にサヨナラも。