中国地方へ戦跡めぐりの遠征をしてきたばかりですが、昨日19日は茨城県北芸術祭を見に行ってきました。なんといっても自分がボランティアで製作を手伝った作品があるため愛着が湧きます。
夜勤上がりなので牛久駅11:45発の電車に乗って水戸駅、水郡線で常陸太田駅13:49着。同じ県でもたっぷり2時間を要します。芸術祭の会場がある鯨ヶ丘商店街は1.5kmと近いものの、急な坂の上にあってバスで行きたい…25分待ちになり仕方なく徒歩で。
商店街のシンボル大津会館(旧・常陸太田市役所)の窓にアート。「ピンクの窓」という原 高史(はら たかふみ)アーティストによる作品。文句なくアートとしてとても良い!他に約50の商店ほぼ全てに「ピンクの窓」をはめこんであり、数が多く多数のアート系女子学生や社会人ボランティアが製作補助。(絵は全てアーティストが描いた)私が作ったパーツも。
おお、アートとして輝いています!私は青い文字を切り貼りしました。アーティストが商店街の店主らの声を取材、ほとんどが過去の黄金時代の思いでで前向きな声が少ないのが、アートとしてかえって良いと思います。
寂れた商店街にアート鑑賞で歩く人がずいぶん多い。「ピンクの窓」好評ですねえ。2つの店で食品を買い、店員とアートについて話し込み。やっぱり大好評との事。ここでボランティアして良かった。何よりもこういう作品を考えたアーティストに感謝★
鯨ヶ丘には他にも数作品。
リビングルームという作品。物々交換所がアートになった!鑑賞者が物々交換をすることで店の風景が少しずつ変わってゆくという趣向。恐しく古い扇風機がいまなお動くのが凄い!私もこんど手作り写真集でも持ち込み、なにかをもらってきます。店員はピンクの窓作りで一緒にボランティアした男性♪話し込んでしまいました。
こういうタイ人によるアートも。
写真ではちょっと分かりにくいですが
、ベビーパウダーで茨城県の地図を作ってあります。普通の地図ではなく、ランダムに市町村を合成。地名が全く書かれてなく、恐らくつくば市街地の隣りが水戸駅周辺などという具合。大変ユニーク!他の鑑賞者が1分くらいで退散するなか、私は10分はまりました♪
こちらはライフ・ストライプという作品。受付は一緒にボランティアした社会人の若い女性♪話が盛り上がり★
実在のある人のある1日(0時から24時)を睡眠が深い青・労働が赤・趣味活動が緑…などと色分け。変わったジャンルのアート!2011年3月11年の市役所職員は地震以降ほとんどが赤で不眠など印象深いものも。ペットの犬とかもあります。
商品街は一方通行の国道沿いにあり、クルマが時速70kmくらいで頻繁に走るのが散策に難点。脇道から一時停止なしでどんどん出てくるのが危険。茨城県ではどこでもそうで、歩行者優先ではありません。
さて、こんどはバスに乗って大甕駅まで。日立電鉄の廃線跡に沿って走行。
珍しいタイプのシート。ロングシートに1人ずつ仕切り。
大甕駅から常磐線で日立駅へ。
日立シビックセンター前にバスが植物園になったアート★これはおもしろい♪外国人アーティストによる作品。
バスの車内も植物園。なんとウズラとウサギがいます♪ほえー。
他にもアート鑑賞をして帰途へ。楽しい一日でした。パスポート購入で鑑賞していますが、広い6市町に約60の作品があり、期間中に回りきれるか。