KBTのブログ

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ユニークな東屋代駅

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 3月8日の長野電鉄屋代線お別れ乗車の際に、どこか途中の駅で降りてみよう!と考えて、ユニークさに魅かれて思わず下車した東屋代駅(長野県千曲市)。まるで一足先に廃駅になったのか?と思わせるような古色蒼然たる駅入口。もしかしたら約80年前の開業時そのままの屋根や扉や駅名板かもです。そして驚いたのが、平屋の賃貸住宅(?)と完全に一体となっていること。古き良き時代に有人駅だった時は駅長の住宅だったのかもですが、駅舎と完全に一体化しているのはあまり例がないです。こういう例があるにしても駅長宅は大抵は離れに独立してありますから。合理的な設計にちょっと感心。もちろん今も人は住んでおり、長電のOBか無関係な借家人がいらっしゃるのでしょう。ホームのベンチに座っていると生活音がしてユニーク。

 長電本社から見放されたような整備状態のこの駅ですが、意外や意外で、高校が近くにあるみたいで利用者がけっこうあり、ワタシが次の電車に乗る際には小さなホームに10人くらいの高校生らが電車を待つ状態となりました。(降りる時もやはり中高生が3人くらい下車。)
 気付いた方もおられると思いますが、ホームの奥のベンチがなにか変?に見えますよね。支える柱が不均等で傾いて据え付けられているみたいで。実際にも朽ちかけているせいもあって少し傾いていますが、アスファルト舗装したホームの傾斜により(雨水排水のため)にこうなっているようです。これも面白いといえばそうですな。

 4月1日の屋代線廃止後、この駅はどうなるでしょう…?たぶん賃貸住宅はそのままでしょうね。それにしても住人にとっては駅まで徒歩0秒(月に何回電車に乗ったか知りませんが)の超便利なロケーションが、いきなり一変(!?)代行バスは走りますが。