KBTのブログ

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アウシュビッツ平和博物館

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 今日は福島県白河市白坂地区にあるアウシュビッツ平和博物館に行ってきました。じつは私はつい最近までこの博物館の存在を知らず、数日前のNHKラジオ深夜放送で館長のインタビューが流れて初めてその存在を知って、ぜひ一度行ってみたい!と思って今日に実行した次第。

 牛久から白河までは片道200劼瞭鋧△蠅りぎり圏内。本当は朝イチで出発したかったですが、会社の健康診断があって午前中は時間を取られ、会社を11時半に出て途中昼食休憩しながら高速道路を飛ばして到着は14時50分ころに。本当は小山駅あたりまで自走したのちパークアンドライドで電車で行きたかったのですが、健康診断がだいぶ伸びて電車の時刻に間に合わなくなり、全行程をクルマになってしまいました。まあ、駅から博物館まで歩く必要はないのはラクでしたが。

 博物館は画像のように一見ふつうの大きめの民家。NPO法人運営らしいです。入館料500円也を払い中へ。まずはポーランドにあるアウシュビッツ・ビルケナウ強制収容所跡(現在は世界遺産国立博物館)のDVDの放映…私は2002年にこれらを訪問した経験があり、あまりの残酷さに大きな衝撃を受けましたが、その記憶を蘇らせてくれました。約20分の放映後は資料等の自由見学。現地の博物館から借り受けた資料もかなり数多く、ボロボロの囚人服からナチスの旗・ヘルメット・階級章まで展示しているのは見ごたえあります。詳細なパネル展示もあって虐殺・強制労働の事実が改めてよく分かりました。現地を訪問したことのある私としては、このような博物館が日本にもあるのは(平和教育目的という意味で)光栄だと思いました。これはもっと宣伝して多くの方々に見て欲しいと思います。白坂駅から徒歩5分で電車(1時間に1本ですが)で行くにはいいのですが、博物館周辺の道路がとても狭く、団体のバスの進入は不可能なのが欠点です。

 本館のほか、レンガ造りの倉庫風な第2展示場、さらに貨車内にある第3展示場があり、第2はアンネ・フランク関連、第3は占領地の子供たちが戦後に描いた絵の展示になっています。画像はそのひとつ、銃で子供の父親が処刑された絵です。貨車は日本の国鉄で走っていたものですが、たぶんビルケナウ強制収容所のレールと貨車をイメージしているんでしょう。

 じっくり見て、2時間半もハマり帰途へ。ほんとここは多くの人に見ていただきたいなあと思いました。私自身もまた訪問したいです。