まもなく、「おわら風の盆」の時季

　８月中旬に入り、毎年９月１～３日に開催の富山県富山市八尾地区の大きなお祭り「おわら風の盆」を思いうかべるこの頃です。もっとも私など多くの鉄ちゃんにとっては、十数万人の見物客輸送のため、ふだんは稼働率の低い古くて珍しい車両を使って走らせる多数の臨時列車の撮影がメインで祭り見物はサブですが。中には祭りなど全く見ないでひたすら列車を撮りまくる輩までいるくらいです。…しかし、それも昨年までの伝説になりそう。今年３月までに多くの鉄ちゃんが目当ての古い車両がすべて引退し、今年はさほど撮ったり乗ったりするほどの価値がない列車ばかりだからですが。まあ、その分、本来の祭りをじっくり観るのもいいとは思いますが。

　私は今年は８月下旬ころに広島旅行を計画しているため、短期間に２度も遠征するほど経済的余裕はないので富山は見送りです。

　画像は昨年の富山駅前のお披露目おわら踊りです。上級者のみで構成され、なかなか素晴らしい舞。本場の八尾地区では上手も下手も関係なく三日三晩踊り狂います。江戸時代に伝統の古文書が戻ったことに八尾の役人が喜び、三日三晩の無礼講を許したことに由来し、昼も夜もノンストップですわ。（注：ほかに由来は諸説あり。農作物の収穫期のため、豊作を祈ったり喜んだりする説も有力。）