KBTのブログ

茨城暮らしKBTの日常を書いてます。

緑の村・平和博物館

 18日の後半は、まずは磐梯急行電鉄で走っていた機関車・客車が保存されている猪苗代緑の村へ。入園無料♪

DC121・ボサハ12・ボサハ13の3両。保存されている場所のせいかもですが、ナロー(レール幅762mmの鉄道)とは思えない堂々たる風格。連結器が個性的。ロッド式ディーゼル機関車というのも同様。最大140馬力とスペックはかわいらしい。なぜか三線軌条です。

客車同士をつなぐ連結器、見たことないタイプ、これ何式?さらに、自動ブレーキパイプ(BP)が全く見当たらず、まさか保存の際に邪魔だから撤去したようには思えず、元々ついていない(遊園地のおとぎ列車並み)…ナローの軽量な客車とはいえ、急勾配の路線を機関車のブレーキのみで止めていたようです。(今なら国交省の係官が飛んできそう)

古風な客車内部。ハンドメイド感。BPがないということは機関車が方向転換などの際に客車を切り離した場合、客車が勾配で勝手に動き出す…車掌が手回しブレーキで止めたのでしょう。今でもぐるぐる回せます。色々と興味深く長時間はまった!

国鉄磐越西線の旧 翁島駅が移築され、レストランになっています。皇族の別邸の最寄り駅だったことから貴賓室があるなど特徴的。カレーの昼食♪

緑の村に2時間近く滞在、13:30ころになりました。このあと白河市アウシュヴィッツ平和博物館を訪問ですが、約80kmで2時間もあれば行ける。17時まで開館で急ぐ必要なし〜川桁駅付近で磐越西線の下り普通と上り快速あいづを撮影。(猪苗代駅で交換し数分で上下撮れ、効率いい)

真冬にスキーした猪苗代スキー場もすっかり緑一色、夏の風景ですなあ。快速あいづ、さすがにヘッドマーク装着。

 

約1時間40分走って白河市白坂のアウシュビッツ平和博物館。NPO法人の賛助会員で10回以上来ていて館長と顔なじみ、企画展を見たあと長話しました。今年20周年ですが、高齢化で維持に困っているなどの悩みあるそう。

100mくらいの線路にワムハチ2両、内部で戦時中にポーランドの子供が描いた戦争の絵が展示、目の前でナチスドイツに母や父が銃殺される絵など衝撃的です。(時たま絵は交換で何回来ても飽きず)。※撮影/SNS投稿不可。

 

いよいよ帰路へ。白河市白坂からオール下道140km。栃木県茂木町の要所・国道123号と294号の交点付近にある洋食「赤坂の森」いつも楽しみ。1070円で大ボリュームのチキンカツ定食。野菜もたっぷり。真岡鐵道 天矢場駅が至近で、列車を眺めながら食事でした。

 今回の福島県の旅、交通費=ガソリン代と高速代が合計およそ7000円と格安!公共交通なら倍以上かかりそう。じわじわガソリン単価アップながら、リッター20kmのクルマならまだまだ安い旅ができます。