KBTのブログ

茨城暮らしKBTの日常を書いてます。

高原列車は行く

さる13日の朝ドラ「エール」で「高原列車は行く」が流れ、オオオ〜とすごい感激!まあ、主人公の古山のモデルである古関先生が作曲した代表的な曲で、いつかは登場するだろうと見込んでいましたが。高原列車がグングン進むような、とても軽快なメロディが印象的。

高原列車といえば小海線などを連想し、ツイッター見てみると大半が「舞台は小海線!?」となってますが、実は福島県にあった磐梯急行電鉄(通称:沼尻鉄道あるいは沼尻軽便鉄道)なんです。磐越西線川桁駅から分岐していた私鉄で、1969年に廃線です。川桁駅前には歌詞と汽車の絵の記念碑あります。この曲、福島県出身の作詞家・作曲家により作られ、この鉄道を連想だったのでしょうね。特に作詞した丘灯至夫先生は少年時代に体が弱く、この鉄道に何回も乗車して温泉に湯治に行っていました。
f:id:tsunaga6022:20201115061810j:plain

急行電鉄と名乗りながら電化されず急行列車もなかった大風呂敷です。沼尻駅周辺で産出の硫黄を運搬することが主目的の鉄道で、旅客輸送は二の次。まあ、沼尻駅近くには大正時代(1915年)から沼尻スキー場があり、冬季は小さな客車に大混雑だったそう。同スキー場は現在でも営業しています。

磐越西線川桁駅周辺も高原っていう感じで有名撮影地、ごくたまーに鉄道ファンが大勢集まります。
f:id:tsunaga6022:20201115062343j:plain
会津冬休みふるさと号。2016.1.5撮影。

f:id:tsunaga6022:20201115062455j:plain
川桁駅にて臨時特急あいづ。2010.8.29撮影。この写真は(株)オレンジページの日めくりカレンダーに採用されました。

「高原列車は行く」、OBである明大鉄研の会歌がこれの替え歌で学生時代に親しんだので、感激だったのです。
「汽車の窓から ハチマキ振れば 牧場の娘が 腰巻き投げる〜(略)〜てっけん 列車はララララン ゆくよー」と。腰巻きは女性の下着(パンティ)。二番は「ふんどし振れば〜」とか下品で、お酒飲みながらにふさわしい替え歌です。足音鳴らしながら歌います。

コロナ渦で大人数での集会・会食が禁止、この歌はいつ再び歌えるかな。