KBTのブログ

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第51回筑波大学バイオeカフェ

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 昨日・17日は月に1回の筑波大バイオeカフェの日(※)。仕事中でしたが、タイトルから面白そうな内容に思えたので1時間半ほどを休憩時間扱いにして参加しました!そのタイトルは「ホルモンで変わる脳と絆~恋はドーパミン、では愛は…?」という同大学の人気女性教授によるおはなし。要するに科学的(特に生物学的)にみた恋愛のメカニズムということ。マウスからヒトに至るまで哺乳類全般の性差ができる仕組みからはじまり、愛や絆を形成するメカニズムについて熱く話されました。内容的にはいつものレベルよりかなり高く難しく感じましたが、恋愛や絆がテーマということで興味深かったです。性差ができたり愛や絆(親子関係・家族関係)ができるのはいずれも特定のホルモン(+αで環境)によるという結論です。
 恋愛・絆などという、ある意味では「神の領域」を生物学で解明してしまうのは個人的にはどうかな?と思ったりしましたが、解明された特定のホルモンを人工的に合成し、自閉症の人に試験的に投与したところ対人関係にかなりの改善効果がある等がわかってきたとか。また体は男性なのに心は女性(逆も)という病気の治療法のひとつにもなっているとかで、ふふ~んとうなずける意味のある研究だということが理解できました。
 今回の参加者は圧倒的に同大学の生物系の学生で、10・20代という思春期後半なので討論タイムには大変に盛り上がりました。ちなみに思春期における恋愛経験の有無は、その後一生の恋愛の上手・下手にはほとんど関係がないとか。70代でも恋は可能ということ。あと、興味深かったのは右手の指を観察してどのくらい男性的・女性的という性差を確認できること。人差し指(A)と薬指(B)を観察。A≒Bなら女性(ほとんど=になるほど女らしい女性)、B>Aなら男性です。Bがより長くなるほど男らしい男性。女性的な男性、男性的な女性もけっこういらっしゃることでしょう。みなさんもおためしを!ワタシはこの方法では女性に少し近い男性みたいです。

 ※10~19日に入る火曜日の18:20~20:00に筑波大学大学会館で開催。(受験シーズン・夏休みをのぞく)大学関係者以外の一般の参加者大歓迎!なお、次回6月14日の第52回に限りTXつくば駅至近のノバホールにて、つくば市と共催のスペシャルカフェを開催だそうです。みなさんもぜひどうぞ。 

 画像はイメージです。本日撮影、皐月晴れの筑波大学第3エリア付近。