KBTのブログ

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映画「ブレットトレイン」

昨日はどこも出かけず終日ゴロゴロ、WOWOWで放映で録画しておいた2022年のアメリカ映画「ブレットトレイン」を見ました。日本語タイトルはブレットトレインですがBullet trainならビュレットトレイン…が近い。直訳で弾丸列車ですが、狭義で日本の新幹線を意味します。なお日本人が英語で言うと外国人にはBlue trainと聞こえるそう。

高速列車の中で殺人鬼が繰り広げるドタバタ劇とスリル…ブラッドピット主演で他に真田広之やサンドラブロック出演など豪華ながらハチャメチャな内容で理解しがたいです。しかし鉄道ファンとしては目が離せない内容です。(以下、ネタバレあります)

・日本高速電鉄の東京駅発京都駅ゆき 車内は随所に"NSL"の表示。Nippon Speed Lineの略でしょうが、JNRを彷彿でカッコいい。京都ゆきなんですが、車内のテロップはずっと新大阪ゆきというチグハグ。

・列車名「ゆかり601号」。車体外側にもゆかりの表示。速くはなさそう、ひかり号のちょいパクり!?婚活列車をイメージする愛称かなあ。

・東京駅を夜19時台に出発するのに、京都駅6:45ころ到着。夢の夜行新幹線か。しかし、あまりに時間かかりすぎ。

・通勤列車のようなショボい普通車の座席、一等車はかなり豪華。どちらもボックスタイプがメイン。東京パラリンピック2022のマスコットに似た謎のキャラクターが歩き回り、そういう座席もある。

・乗客は全て外国人。車掌のみメガネかけJR東海の制服に酷似の日本人(日系アメリカ人が演じた)。

・霧に包まれ、雲上の世界のような早朝の米原駅…素敵。東京・品川・静岡・米原・京都に停車。

・右側走行の高速列車。日本では左側走行。なお普通車10両・一等車6両(一部バーカウンターつき)の16両編成との事ですが、どうみても8両編成くらい、しかも1両12mくらいの短い車体。急カーブをありえない高速で突っ走るシーンあり。先頭部はE5系に似ている。

 

・ドア付近で決闘、一方がピンチになり非常ドアコックボタンを押してドア開く〜現実にはこれやると列車は自動的に非常停止しますが、ここでは通常走行のまま。屋根に登って架線を避けながら歩くシーンも変。TGVなどを使ったサスペンス映画にもよくありますが、風圧で物理的に落とされるし、高圧電流で火傷または感電死。

(注)よい子はマネしないでね。

 

…コロナ渦で日本でのロケが不可能で、全てハリウッドで撮影、アメリカ人が想像した東海道新幹線なんでしょうね。バーカウンターとか夜行なんてあったらいいな!ですが。炭酸水ペットボトル1本1000円は高い(ワオ!)。京都駅到着後は運転士不在となり、出演者が勝手に運転(回送線らしい、ATCはどうなの?)、最後は行き止まりとなり東寺近くの京都市街地に突っ込み脱線転覆…ゆかり号かわいそう。車体の傷などはリアル(?)でさすがハリウッド映画ですが。まあ興味持った方はぜひ鑑賞を。なお、劇場公開直前に東海道新幹線の1列車を貸し切り、出演者らが乗車してPRしていました。

大阪モノレール 門真市駅コンコースにある海洋堂コレクション。各駅に似たような展示や持ち出し持ち込みOKのモノレール文庫あります。(本文とは無関係)