KBTのブログ

茨城暮らしKBTの日常を書いてます。

「架線下DCの旅」をしたい

 今日から7月、JR北海道・東日本の普通列車7日間乗り放題10290円の格安きっぷ「北海道・東日本パス」の利用期間に入りました。私も早速3日開始の同きっぷを購入してSL列車乗車などの旅を予定しています。全国のJR乗り放題(普通列車のみ)の青春18きっぷは7月20日からで、もう少し待てば18きっぷの旅も楽しめます。私はアート展「みなとメディアミュージアム」の準備・期間中の常駐などで今夏もあまり遠方への旅はできそうにないですが。
 
 ワタシ的に「夢列車」なのは電化された本線を高速でキハ40系など気動車が長時間突っ走るいわゆる「架線下DC列車」。本来は非電化路線を走るための気動車ディーゼルカー・DC)ですが、車庫から支線へ(逆も)の回送等いろいろと理由があって国鉄時代から現在に至るまでけっこう架線下DCは存在しています。最近はダイヤに支障があるため広島~新山口(逆区間も)などのように回送扱いにする例も多くなりましたが。
イメージ 1
イメージ画像で室蘭本線の架線下DCを
 
 
 国鉄時代から長きにわたり運行されている、北海道の札幌駅早朝発旭川ゆき925D(キハ40)や宮崎駅鹿児島中央ゆき6751D(キハ147)、逆区間の6778Dなどの例があります。これらのいいところは①エンジンフル回転の本線高速走行を楽しめる②ローカル線だと40分~長くて1時間半程度で終点が多い中、長時間乗っていられる~昔の(私が青春時代のころの)旧型客車の長時間鈍行を思い出させる…などです。もっとも、高速走行といっても同区間の普通電車よりかなり遅く、特急や貨物は当然ながら同方向の普通電車に追い越される例まで存在します。ワタシ的にはそういう時代遅れ的なのもイイです。
 
 
 そういえば羽越本線の村上~酒田間は直流・交流区間をはさむという別の意味で基本的に全普通列車が架線下DCとなっています。(朝に701系電車が鶴岡~酒田間を走行はあり)ここもいいですが、何回も乗っているので他がいいですな。LCCが就航したとはいえ最低でも2~3万かけて北海道・九州のそのような列車にわざわざ乗りに行くなんていうのも「阿呆列車」!? 
 
 
イメージ 2
 今年3月の糸魚川市日帰り旅で利用した、えちごときめき鉄道ET122形気動車。もとのJR北陸本線では普通電車でも最高時速110㎞運転で、えちご移管後でも全く同等の所要時間のダイヤで運行されています。直江津糸魚川(38.8㎞)は電車時代と同じ約40分ほど。相当に速い韋駄天DCなんだと期待していましたが、実際に乗車してみたらスピードメーターは最高100㎞止まり。JR時代のように途中駅で1分近くも停車したりせずワンマン運行ですぐに発車することで電車と同等のダイヤをキープしているようですね。