KBTのブログ

茨城暮らしKBTの日常を書いてます。

小樽市総合博物館

 さる7月1日~2日の北海道ミニ旅で、列車の撮影以外で目玉だったのが小樽市総合博物館の訪問。ここは2006年までは小樽交通記念館で利用者減により閉館、2007年から小樽市総合博物館として再出発していますが、交通記念館時代を含めて、私はこれまでなぜか一度も見学したことなかったです。北海道に行けばどうしても映画のロケ地などを訪問したくなりますからね。
 7月2日の午後にようやく訪問・見学しました。(ワタシ的に)最大のみどころが先のブログに記述した現金輸送車マニ30ですが、それ以外にも見どころは豊富でした。
 まあ、先にマニ30について側面や内部をご覧下さい。日本銀行保有だった、国鉄の現場でも知る人が少なかったマル秘扱いの荷物車でした。
イメージ 1
イメージ 2
 荷物車としても窓が少なく怪しさ満点!そして、添乗員用(銀行員)にブルートレインなみの固定窓(冷房つき)・そしてグリーン車なみの座席とA寝台と同等のベッドさらにトイレまで完備と、駅に下車することなく缶詰になってOKの設備!現金輸送の苦労がしのばれます。必ず機関車の次位に連結でした。そういう意味で鉄道側としてはかなり扱いの難しい荷物車だったんでしょうね。もちろん現在はすべてトラックで輸送です。
 
 一般の方にはこれが目玉と思われるのが動態保存SL「アイアンホース号」です。2時間に1本の割合で運行、無料で乗れます。北海道開拓時代を彷彿。意外にカラフル。終点ではちゃんと転車台で向きを変え、折り返します。親子連れになかなかの人気でした。この日は新人機関士の訓練で客を乗せずに頻繁に運転もしていました。
 ちなみにレール幅は独特の917mmです。
イメージ 3
 
 そういえばアイアンホースとはiron horseで日本語に訳すと「鉄馬」となり、バイク(オートバイ)乗りでもあるワタシはバイクも(ライダーの間で)「鉄馬」ということも多く、なんだか少し違和感も。
 
 さらに、隅っこにはこんなかわいらしいレールバスも!
イメージ 4
 キハ03 1です。私の生まれる前に誕生して引退したので全くなじみはありませんけど、全長10mに低い車高でほんと可愛らしい!エンジン出力は数十馬力しかなく、貨車と同等のサスペンション構造で乗り心地が相当悪かったそうです。意外と窓が大きいので車窓の眺めは良かったかも。全国でおそらくここだけの国鉄レールバスの保存車です。
 
 このほかにも様々な車両が展示・保存中。塗装が剥げて見栄えがかなり悪いの多く、今後の修理等が望まれます。また、最低限のスタッフの配置で屋外には基本的に無人、解説板にも最小限のことしか書かれていなく(日本語・英語・ロシア語があるのが北海道らしい)、知識のある人が自由見学するには最高かもですが一般人にはもう少し親切に…が望まれそう。