KBTのブログ

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アテルイVS坂上田村麻呂

 今日は結局は東武博物館には行かずに、自室で録画していた時代劇をイッキ見したりして過ごしました。もっとも、時代劇というとどうしてもチャンバラ劇を多くの人がイメージするでしょうが、今回は1月~2回にNHK BSプレミアムで全4回放映された「火焔 北の英雄アテルイ伝」などの歴史ドラマです。アテルイは資料が少ないことにより研究があまり進んでいない謎の人物でありながら、けっこうファンが多い人気者ですよね。ワタシも好きというか憧れの人物。幾度もの朝廷との対戦の後、最後は対話を望んで都に向かうも、河内国でモレと共に若くして処刑された悲劇の人物でもあります。(歴史の教科書やアニメ「まんが日本史」では生け捕りにされて都に連れて来られたとあり、このNHKのドラマでは(対話のため)自ら志願して都に行ったという異なる設定…歴史小説をベースにしているので多少ストーリー的にしているのでしょう。)

 朝廷に従わない東北の民、蝦夷(えみし)平定のため現地に何度も赴く朝廷軍のリーダー・坂上田村麻呂アテルイの大敵であることは間違いないのですが、蝦夷軍の降伏後は人をまとめる力に優れた人物であるアテルイに同情ぎみになり、処刑をやめるよう何度も懇願するということから、なんだか現代の中間管理職と同じ立場みたいです。このドラマではどうしてもアテルイ大沢たかお 演)がヒーローで坂上田村麻呂高嶋政宏 演)は悪者に見えてしまいますが、歴史の事実をよーく考えると田村麻呂にもなかなか同情するものがあります。「まんが日本史」ではよりドラマチックでアテルイが処刑されたことで田村麻呂が号泣する場面があります。今までは大阪府枚方市内にあると言われるアテルイの墓を訪問してみたいと思っていましたが、田村麻呂の方もぜひ行きたいと思うようになりました。歴史から何かを学べた1日でした★

 地上波でも3月に放映されるそうなので、興味ある方はどうぞ!

 「まんが日本史」はCSヒストリーチャンネルで放映中。