KBTのブログ

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アニメ版「時をかける少女」の聖地

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 4日に散策した東京・豊島区の某住宅地。2007年に公開されたアニメ版「時をかける少女」(細田守監督なので細田版が通称)が先日BSア二マックスで放映されたので初めて鑑賞したのですが、さっそく印象的なこの2ヶ所に行ってしまいました。同映画はSFながら豊島区・中野区内などをモデルにしてかなり精密に描いています。まずは急坂の富士見坂。主人公が走って駆け降りて下の踏切で初めてタイムリープした…という設定。実際に大変な急坂で登るのに一苦労。登ってみると池袋のビル群が見えるだけで富士山は見えませんでした。ここは抜け道のようでタクシーが何台もアクセル全開でかけ上がってゆきます。

 なお、坂の下には現実には映画で描かれていた踏切や商店街などはありません。それらのモデルは中野区の西武新宿線沿線だそうです。映画では京成や北総電車が通過していたのも面白い所。

 富士見坂の下からちょっと歩いた場所に、このY字路。ここも映画の重要な場面で何回も登場し大変印象的でした。ツタに覆われた周囲の家屋がアニメで忠実に描かれているのに驚き!ただし道路標識は架空です。また都内に出た時に中野区内も散策してみようと思います。

 私はこれで映画「時をかける少女」の代表的な3作品(実写2・アニメ1)の鑑賞を完了しました。テレビ版でも内田有紀主演版を見ています。それぞれ印象的で素晴らしい作品ですが、「純愛・ノスタルジー・忘却の切なさ」の「時をかける少女 必須三要素」のうち最後の「忘却の切なさ」がアニメ版には欠けていました。ラストシーンがすごく前向きでフツウならそれでいいんですが、実写版、特に初回の原田知世主演版では記憶を消された主人公が、かつて恋愛をした相手に再び対面しても全く気付かずにすれ違ってしまう…この切なさが鑑賞者に何かを教えてくれてすごくいいと思うんですがそれが無いのは惜しい点だと思います。

 それにしても2007年に「転校生さよならあなた」「細田版・時をかける少女」をぜひ劇場で見たかったものです。長野にいたこの年は会社が大変な時でしかも超人手不足で激務、それで公開情報を全く知らなかったのですが。