KBTのブログ

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人間魚雷 回天

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 今日は終戦記念日。午後から牛久市の隣町の阿見町にある予科練平和記念館に行ってきました。昨日の茨城放送(AMラジオ)で同記念館で10月下旬までの特別展「回天展」が始まったと知り、それを見学に行くのが目的でしたが終戦記念日ということもあってタイミングも良かったかも。今日は終戦記念日ということで無料開放日ですし。

 終戦末期に魚雷を人間が乗れるように改造のうえ特攻兵器として実戦投入したのが「人間魚雷 回天」です。この予科練からも多数の出撃者があり犠牲者も相当数に上っています。展示場ではテレビドラマで使用された実物大木製模型をはじめとして多数の史料や遺品などを展示。私は回天については中学高校の頃から興味を持ってある程度は詳しく知っていますが、遺品などを前に改めて悲惨な特攻兵器ということが感じられました。予科練から回天の訓練所に入所された86歳の元関係者の体験談も聞くことができました。今の時代、過去に日本とアメリカ(+連合国)で大戦争があったことを全く知らない若者(大学生でさえも)が多数いることを嘆いておられました。「どちらが勝ったのか?」と質問する人も多数に上ったそうです。まあ、これはそういうことを教えない教育のせいだと思いますが…。日本には実は約60もの平和博物館・資料館があり(じつは一国では世界一の数)、ここも私がサポートしているアウシュビッツ平和博物館もその1つです。各博物館が積極的にアピールし、若者にどんどん見て欲しいと思います。

 なかなか素敵なしおりを頂け、良い記念になりました。

 余談ですが、IBS茨城放送の案内では「回天」のことを「パチンコ開店」と同じアクセントで放送し最初は「かいてん…?」と何の事だか全く分かりませんでした。アナウンサーは回天を全く知らなかったようです。いやはや。