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映画「聯合艦隊司令長官 山本五十六」を観て

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 表題の映画を、ちょっと前の話になりますが年末の12月24日に鑑賞しました。スケールの大きな戦争映画を得意とする東映が総力を挙げて制作した作品で、「男たちの大和」ほどの迫力と感動はなかったものの、山本五十六元帥の人柄をよく描いており、上々の出来だと思います。気さくで上官として適切な指示や判断ができ、対戦相手のアメリカの国柄を熟知している…まったくそのとおりに描かれていますな。役所広司さんがホント適役です。

 ただし細かな事まで描きすぎたせいか、140分は長すぎる気もしました。また、零戦パイロットがゴーグルもせずに操縦しているのはリアル感なし!イケメン俳優の顔を極力見せたい(または、米軍機に撃たれて墜落してゆく時の絶望感を顔で表現したい?)という演出上でしょうが、かなり不自然ではありました。全体の評価点を採点するとしたら100点満点中70点でしょうか。

 画像は海上自衛隊鹿屋基地に保存中の二式大艇です。当時は世界最高の性能を誇った飛行艇で恐ろしく巨大!左右の翼の端から端まで約27メートルもあります。この設計思想は戦後にも受け継がれ、現在でも救難用飛行艇では日本のものが最高だといわれています。