KBTのブログ

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こころの科学フェスタ2011

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 今日は筑波大学へGO!同大学の総合研究棟D(大学院向け教室)にて開かれた「こころの科学フェスタ2011」を見学してきました。主催は同大学 人間総合科学研究科(大学院)感性認知脳科学専攻です。なにやら難しいことを研究しているように思っていますが、テーマはいたって身近なマウスをはじめとする動物や人間の「こころ」を科学的に研究すること。心理学・脳科学・芸術系のさまざまな学問によるコラボレーションで、各々の学問の垣根を越えた研究が得意の筑波大学らしいです。いろいろな展示を見ましたが、もっとも印象に残ったのが画像のGeminiという可愛らしい自律ロボット。美術館などで2体1組になって行動し、「ひそひそ話」をするのだそうです。こういう話をぬすみ聞きしたい!という人間の心理を巧みに利用したロボット。ひそひそ話の中身は絵画の解説で、静かさを保つことが必要な美術館では確かに役にたちそう。解説が必要ない人はロボットを無視して絵を見ればいいのです。

 ほかにマウスの脳を顕微鏡で見れる体験があったり、遺伝子から分かる性格や心理特性のパネル展示も。今は兇暴な性格や自閉症の原因のひとつが遺伝子であることがDNA鑑定で分かる時代になっています。(ほかに環境や両親の育て方など、あくまでも一つの要因、誤解しないで下さい。)

 公演を聞いたりもして2時間以上ハマり、最後に受付である質問をすると、なんと私も知っているカリスマ教授を呼んでくださいました!恋愛科学で学生に絶大な人気のカリスマ女性教授です。質問の内容はいまテレビドラマでもやっていて個人的にもハマっている性同一性障害や男女の心理的な性差に関する書籍について。体は男(女)でも心は女(男)の人がどうしてできるか?などの質問も。教授はメモ用紙に親切に一般向けの書籍を数点示してくださいました。おお~っと感激しました。わかってない事もかなり多く、治療や研究ははじまったばかりだそうです。まあ、早速そういう書籍を探してみたいです。

 下の画像は記念品の手ぬぐい。オレンジのカラーが奇抜!かぶると脳の主要部位が現れる「脳マップ手ぬぐい」です。前頭葉はココ、頭頂葉はココとか…。これまたお堅い国立大学というイメージをくつがえすユニークなものですな。

 興味ある方は http://www.chs.tsukuba.ac.jp をどうぞ。