KBTのブログ

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二式大艇…長年の念願の訪問

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 21日は桜島を見ながら船と路線バスで東に進み、鹿児島県鹿屋市へ。海上自衛隊の南の一大拠点であるこの地、なかなか活気ある都市です。自衛隊基地の敷地に進み、さっそく見たかった二式大艇を見学。第二次世界大戦飛行艇としては世界一の性能を誇った巨人機です。歴史研究(特に技術的なこと)も好きなワタシ、数年前から一度見てみたいなあと思っていましたが、なにせ鹿児島ですのでそう簡単には来れなく、いま、目の前にようやく実物が!たしかに予想以上のデカさ、というかこんなのが60年前によく製作できて、しかもちゃんと飛んだモンだなあと思います。海の上から飛び立ち、着水するのが飛行艇ですから離陸…ではなくて離水する時に最低でも時速60~70km必要ですが、こんな重そうな機体が海の上をそんな速度ですべるのはちょっと想像しにくいです。まあ実際には問題なく飛び立ち、空では最高で時速400kmも出たのは本当にすごいです。日本の航空技術の高さを改めて実感しました。
 カメラをセルフタイマーにして自分を入れて撮影してみました。実際に、こんなバカでかいのが迫ってきたら気絶しそうですな(笑)。詳細は省略しますが武力も超強力でした。これと同様な大きさの陸上から飛び立つ爆撃機が大量にあったら連合軍はかなり苦戦していたかも?と思いますが、そこは重量に耐えうるタイヤや主脚が開発できなかった問題がありました。飛行艇だからこそ完成したのですな。
 現在でも飛行艇は日本が世界一の機体を保有しています。まあ滑走路がなければヘリコプターがあるし、それほど必要性は高くないようですが、救難飛行艇があり、ヘリでは本土から遠すぎる小笠原諸島などで活躍しているとか。
 ・二式大艇:全長28.1×全幅38×全高9.2(m) 最高時速453辧〆蚤膵丗概?7152km エンジン出力1850馬力×4
(参考)現代の救難飛行艇US-1A:全長33.5×全幅33.1×全高10(m) 最高時速477km 最大航続距離4000km以上 エンジン出力3400馬力×4