KBTのブログ

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仙台市荒浜地区の震災遺構

 16(日)はJR仙台駅に到着後、駅そばの朝食、そして仙台市営地下鉄東西線荒井駅へ。(間違えて地下鉄南北線のホームへ行ってしまい、JR〜地下鉄のりかえは難易度中。)ここから1時間に1本しかない荒浜方面への仙台市営バスをしばし待ち、震災遺構 仙台市立荒浜小学校へ。

バスの本数少ないですが、公共交通で訪問可能な数少ない震災遺構です。2011.3.11 15:55ころに高さ4.6mの大津波が押し寄せ、校舎2階床上40cmまで水につかりました。しかし、鉄筋コンクリートの頑丈な建物は津波に耐え、屋上に避難した生徒・教職員と地域住民320名は無事でした。1階はクルマや壊れた家屋で埋まり、使い物にならなくなりましたが。

 少子化で公立の小中学校・高等学校や特別支援学校の統廃合が激しい昨今、もし校舎を残しておけば防災拠点として役立つんだなあと感じました。3階以上や屋上に非常食や毛布などを備蓄しておけば非常時に有効。

1階の天井にはさまった空き缶に注目。

パネル写真ですが、津波で流れたクルマが学校に!資料や動画が豊富、1時間40分も見学しました。

海の方に徒歩7分ほどで震災遺構 住宅基礎へ。十数世帯の住宅基礎が保存。地震前の暮らしぶりがうかがえます。現在は再び津波の恐れありで居住は禁止です。

もともとは平らな敷地でしたが、津波で地面がえぐり取られ、このように凸凹に。しかし、凄まじい津波の力。

普段は静かで良い太平洋〜仙台湾です。海底に瓦礫が多数埋まり、永久的に海水浴は禁止となっています。

 

 荒浜地区に来て色々学んで考えさせられ、本当に良かった。このあとはおまけ企画で仙石線の撮影&阿武隈急行に乗車でした。(以下つづく)