KBTのブログ

茨城暮らしKBTの日常を書いてます。

社員第一主義の業界

お客様第一主義というのはしばしば聞きますが、最近は社員第一主義とでもいう風潮が増えている感じです。勤務先はタクシー会社ですが、たまに故障が発生していつも頼んでいる自動車整備会社に修理依頼。しかし、引き取りに飛んでくるのは稀で、「忙しいから数日待って」「若手社員をお盆に休ませないと辞められて困るから、お盆の後で!」などが恒例です。タクシーは数日稼働できない…。
f:id:tsunaga6022:20200815080252j:plain
献血でもらうふりかけ各種(本文とは無関係)。

トヨタ・日産のディーラーも同様で、自動車整備業界は(クルマ社会の茨城県では)いくらでも仕事あるわりに超人手不足で、もはや売り手市場→社員第一主義のようです。まあ重い部品を運んだり、汚れたりする仕事で若者はなかなか入社しないので大事にしたいのは理解できます。下手な整備で事故につながったら大問題なので責任が重い仕事だし。高齢ドライバー等が夏←→冬のタイヤ交換など、自分で簡単にできるような整備まで依頼するのも膨大・過剰な件数になる一因です。

あと、今や「バリバリ直す!」というよりパーツ交換するだけが大半で「やりがいが相当減った」との声も。一昔前はダイナモ(発電機)壊れたらコイル巻きなおしたりでしたが、今や交換だけとか。

近くのセブンイレブンが24時間営業から7-23時の営業になるなど(文字通りのセブンイレブン!)、様々な業界で「お客様第一主義」は廃れていきそうですね。昭和の時代の成功スタイルでしたが、令和の時代は社員に辞められるパターンといっていい。日本企業がだんだんヨーロッパ式になっていくのでしょう。ユーザー・顧客側としては、いちいちイライラしないで相手に合わせることとなるでしょう。

もっとも、競争激しい業界では、お客様第一主義が続くでしょうけど。 知り合いの製薬会社の営業マン、毎土日にドクターの犬の散歩をして(!)新薬買ってもらい部長に昇進もできたとか。そんなことまでして…。こういう業界も何十年かかけて徐々に変わってゆくでしょうね。