KBTのブログ

茨城暮らしKBTの日常を書いてます。

新幹線での駅弁発売は必要か。

さる5日の新青森駅〜大宮駅を新幹線はやぶさ号で乗車した時、車内販売はあったけど弁当等の販売はなしと記述しました。JR東日本によれば新幹線の7割の列車で車内販売をやめる予定との事(リンク略)で、まだ残りの3割の看板列車(?)なんだろうとは思いましたが、酒類とつまみ・菓子等の販売だけでは中途半端な感じ。そういえば、硬いアイスもいつの間にか販売中止。
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単価の高い弁当を売った方が売上・利益とも上がるはずですが、なんででしょう? 1列車700人くらい定員で5%の人に酒・つまみ類(平均単価500円)買ってもらっても売上2万円に満たなく、所要時間3時間で販売員に6000円くらい払ったらかなりきびしい商売でしょう。(含:社会保険料等)この日は最大の仙台駅〜大宮駅で約100人の乗車でしたが。
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宇都宮駅のとりめし。味が濃い。塩分・油分など色々制限がある高齢者の乗客が増え、また豚肉禁止などの宗教上の理由で専用の食事となる外国人も将来的に増えるだろうで、画一的な駅弁は車内販売としては無理かもと思います。

そもそも、電車・列車の中で匂いのする食事はNGという風潮が…。ますます風当たりきびしい。

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私が会社で採る夕食の例。超シンプルですが、ご飯は必ず温かいもの。ちなみにコンビニ弁当は10年近く全く買ったことないです。
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山田うどんのカレー&サラダ。コスパいいです。駅のテナント料は高いので無理でしょうね。

新青森駅から東北/北海道新幹線に乗車する場合、地元の方は必ず乗車前に自宅か外食店で食事済ませるでしょうが、旅行者や出張者はそうはいかない。今は食べログで美味しい個人経営店を調べられますけど、数キロの荷物持って歩けるのはせいぜい3〜4分の範囲、駅と市街地が離れている地方では無意味な情報。

結論としては、駅弁の車内販売は無くてもいいけど(酒・つまみの車販も同様)、電子レンジ置いて欲しい〜です。なぜかNEWDAYSには設置ない。車内にあれば、おにぎりでも温めれば少しは美味しいし、レトルトご飯も温められる。定員確保(注)で食堂車は無理で、せめて一般車の片隅にでも電子レンジを。近鉄「ひのとり」はコーヒーサーバーがあってスゲーなあ!そこまでしなくても水の自動販売機…手間かかるから、もう無料で取れるように。片道で250ミリを10本あれば充分でしょう。

(注:客車にすれば片道で乗車率20%でも20〜25万円の売上、食堂車ではJRの取り分はおそらく5〜6万、新車で1両約3億円)

アメリカで乗ったAMTRAKの長距離列車は食堂車とカフェ車(一般客車の片隅にカフェコーナー)があり、どうやって採算とっているのか不思議ですが、食事の心配は不要。まあ人家皆無の大平原を十何時間も走り、どちらも利用率は高い。ベジタリアン等にも対応です。