りんご電車いよいよ勇退へ

　長野電鉄2000系D編成…というより乗客や沿線の人々には一般的に「りんご電車」として親しまれたこの昭和30年代生まれの電車、こちらも屋代線の廃止同様に大変惜しいものです。こちらは当初は昨年夏に引退を予定していたのですが、鉄道ファン等の引退を惜しむ熱い声により、長電の本社は2012年3月（日は未定）までの運用延長を決定、思わぬ「ちょっとだけ長生き」となりました。電車としては半世紀を超える異例の長寿命で、ご覧のような八幡屋磯五郎の特別デザインの七味缶まで発売されるほどの反響となりました。長野県民にはおなじみの八幡屋磯五郎です。本格ソバ屋から各家庭にまでどこにでもある七味缶。
　今回の旅行では最後にじっくり乗るだけにとどめました。名シーンは長野在住時代に何枚も撮っており、いまさらそれら以上のベストショットは撮ることはできそうにないですから。画像は本当に手抜きでお気軽な日野駅（須坂市）上り電車入線シーンです。