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ジブリ映画「コクリコ坂から」2回目の鑑賞

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 7月16日に封切りとなり人気が高まっている今年のジブリ映画「コクリコ坂から」を今日2回目の鑑賞をしました。1回目は開封初日の16日に見ているのですが、予想外にストーリーのテンポが早くてのみこみにくく、理解しずらい部分もあったので今日もう1回ということ。水曜日は土浦の映画館がメンズデーで1000円で見れるのも理由のひとつでした。
 
 この映画はジブリお得意のファンタジー(空想)が皆無で、東京オリンピック開幕前年の時代のノスタルジーと少年少女の爽やかな初恋を描くことにトライしたものでしょう。絵の描写がとても丁寧で時代設定もおおむね正確とこの点に関しては文句を言う人はほとんどいないと思いますが、ストーリーがやや分かりずらく、しかもテンポが早くて1時間40分にいろいろ詰め込みすぎなのは難点かなあと思います。主人公・松崎海の亡くなった父親が乗っていたLSTとは何?とか解説が必要なことも多かったです。後で調べてみましたが、朝鮮戦争で日本人民間人が乗組員として米軍の兵員・戦車揚陸艦に乗り、危険な戦場の海に出ていたんですねえ。なんと機雷による沈没で数十人もの日本人「戦死者」が出ています。でも、原作にも出ていない多くの日本人が無知なこの事を初恋ストーリーに登場させてややこしくさせるのはなんで?とも思いますが。宮崎監督が反戦の願いをこめてあえて登場でしょうか?

 ストーリー最後の部分はハッピーエンドで終わるし美しく良いシーンなんですが、悲しげな曲調とタイトルの歌「さよならの夏」がバックに流れてくるのはなんでだろう?初恋は結局成就しない(高校卒業でそれぞれの進路に進むため別れるでしょうし)ということを訴えているのかな?これを理解するためにもう一度観てみましょうか?分かる人、だれか教えて下さい!

 画像は映画の設定の1年前の1962年製造・いまもなお千葉県内で現役のキハ52 125です。当時を知る貴重な生き証人です。