一部の閲覧者の方々から「帰宅できたか?」等のお問い合わせをいただき、ご心配おかけしました。12日は長野駅前のネットカフェを朝6時に出て松屋で朝食後に長野駅から篠ノ井線の電車に乗車。新幹線・高速バスが運行停止中で、これは新幹線の開通を待つよりも、速度は遅いながらほぼ定時で動いているというローカル電車で東京方面に向かった方が得策と判断、松本・甲府・高尾・神田で乗り換えて約9時間かけて上野着。途中の松本付近でめったに見られない(快晴で)頂上まですべて見える北アルプスの絶景(特に常念岳)や韮崎付近でこれまた美しい八ヶ岳の眺めに思わず途中下車したくなったりしましたが、ネットカフェの一夜の不眠で疲れはピークでやめました。甲府でも1時間半くらい待ち合わせがあり、行こうと思えば駅から500メートルほどの銭湯に行けたり駅近くに住んでいる親友に会えたりできるのですが3分歩くことももはやできずに駅構内でぼうっと過ごしました。
高尾からは通常ダイヤになり、上野着。目的地は常磐線の牛久ですが、取手までしか走ってなく、藤代以北は駅ホームが崩壊したり土砂崩れなどで終日運休とのこと。仕方なく取手行きで終点まで。ここから13kmで牛久なのですがこの区間が結局は最も大変な旅となりました。取手駅にタクシーは1台もなし!それでは、駅発着の路線バスは平常運行なので取手~(バス)~龍ヶ崎~(関東鉄道竜ヶ崎線)~佐貫~(バスまたはタクシー)~牛久というコースが思い浮かびました…が、同じ事を考える方々多数で約200人もの長蛇の列、40分に1本の路線なので乗るまでには相当の時間がかかりそう?と思ったら1日数便程度しかない「ことバス」がひょいっと現れました。取手市内を走るコミュニティバスです。経由地に藤代駅とあったので迷わず乗車。コミュニティバスなのでぐるぐる大迂回しながら30分かかって藤代着。あとはタクシーがなんとか1台あったのでそれに飛び乗って自宅付近まで帰りました。自宅手前2キロ地点で牛久沼を横切る橋があり、橋の直前の道路部分が地震で一部に大穴が開いて車両通行止めになっていましたがこの手前でタクシーを降りてそろそろ静かに徒歩でなんとか通り、そこから徒歩30分で自宅到着。屋根瓦がかなり落ち、部屋はめちゃくちゃでしたが心配されたテレビ等重い物の落下はなく、ちょっと安心しました。牛久市内は断水・都市ガスがストップですが、幸いウチは地下水くみ上げ(もちろん水道代不要)・プロパンガスなのでなんの影響もなく、風呂をわかして入りました。
12日の夜も疲れているにもかかわらず、余震で起こされてほとんど眠れなかったですが翌朝は定刻に出勤しました。
画像は11日朝の富山市内をゆくキハ58系です。ワタシ的には構図やピント具合・露出具合すべてが満足のベストショットです。小雪の朝ながら立山連峰も少し見えています。