今年3月まで長野県北部・
新潟県西部のJR
大糸線を走っていた
キハ52（上の画像）のうちの1両がなんと千葉県の
いすみ鉄道で来春から走る！という鉄ちゃん的には大ニュースが先日発表されました。JRで４０年以上使用され、老朽化が著しくどう見てもこれで完全引退だろうと思われましたが、
いすみ鉄道が3両のうちの1両を営業運行目的で購入とのこと。ちなみに残りの2両については1両は
岡山県内のJR車庫で保存、1両は石川県内で解体見込みです。来年からは下の画像（
いすみ鉄道の現在の車両）のように菜の花いっぱいの中を
キハ52が走る光景が見られそうでなかなか楽しみ。同鉄道のこの黄色い
レールバスは20年以上使用されつづけて（
レールバスは通常の寿命は約10年…同鉄道は全国で最も長く使用中）そろそろ後継車の投入が望まれるとこですが、常識的な新車投入ではなくこういうJRの名車を投入とはユニークです。
キハ52はファン・観光客等に人気がとても高いので、あえて投入して増収という計算でしょうか。同鉄道は最近は時刻表・旅行雑誌にたびたび一面広告を出しており、また自費（約700万円）で運転士になりたい方募集！と大きく宣伝し、応募してきた40代後半の方々が訓練中などユニークな話題が豊富。経営はとても厳しそうですが今後も頑張ってほしいです。
