ビルマの竪琴

　先日鑑賞した日本映画「ＲＡＩＬＷＡＹＳ」で主演の中井貴一さんの若い頃の出演作品「ビルマの竪琴」(1985年・東宝）を思い出し、さすがにビデオ・ＤＶＤはどこにも置いてなかったので原作の本を読書。竹山道雄の唯一の児童文学といわれ、小学校高学年の頃にだれもが読んだことがあるでしょう。教科書に一部が掲載されていて読んだ方もいるかもですね。この本は大人向けの小説スタイル（竹山道雄著作集）で、昔の難しい漢字がそのまま使われていたり図や絵などは一切挿入されてなく、大人が読んでも別に恥ずかしくないようになっています。
　たぶん私も子供の頃に読んだ事はあり、大まかなストーリーは覚えているものの改めて読んでみるとかなり新鮮で面白いです。水島上等兵はビルマの人喰い人種に助けられた、再度食べられそうになった等の場面は考えてみればいかにも架空の物語ですが、なかなか読みごたえがありました。
　そのうち映画版も探して、あのビルマの坊さん姿がすっかり似合う中井貴一さんも見てみたいです。