KBTのブログ

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予科練平和記念館

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 昨日は夕方~夜は顕微鏡によるプランクトン観察でしたが、日中は茨城県阿見町にある予科練平和記念館ほかに見学に行っていました。今年2月に開館したばかりの、阿見町営の新しい建物。この形はすきま・空間が多い=大空をイメージしたんだそうです。入館料はおとな500円。
 14才~18才前後の、飛行機にあこがれる少年を厳しく訓練し鍛えた海軍の施設、卒業者2万4千のうち特攻を含めて約1万9千が戦死したという、ある意味では戦争の犠牲者を生み出す場となった悲しい場なのですが、ここでは必ずしも単純に戦争反対等と唱えているわけではないようです。どうやらほとんどが最新鋭の飛行機に乗りたい・操縦したい!という純粋な少年の心で入校していったというのがよく分かります。一方で生々しい証言や映像による昭和20年6月10日の予科練付近の空襲や特攻の実写画像もあり、
なかなか考えさせられる内容。普通は1~2時間程度の所要とのとことですが、なんと3時間近くもハマりました。(図書室で1時間以上関係書を読んでいた時間を含む)
 ここは予科練および海軍土浦航空隊の跡地を活用した陸上自衛隊武器学校と目と鼻の先で、いったん外に出ますが直通の通路により自衛隊基地内にある予科練記念館(雄翔館)にもすぐに行けます。ここも見学。ここは昭和43年からある遺族等により建てられた施設で、主に予科練出身者の特攻隊の遺品・遺書などを展示。観光バスの団体等けっこう大勢見学に来ていましたが、みんな入館したとたんにシーンとなって静まりかえっていました。そういう所です。
 せっかくなので柵をはさんで基地内にデデーンと並ぶ陸自ご自慢の戦車を撮影。手前は90式ですな。今回は自衛隊の方は見学しませんでしたが、こちらもほぼ年中無休で見学可能。(正門で受付が必要/隊員の説明つきのガイドコースもあり)またこんど行ってみます。