KBTのブログ

茨城暮らしKBTの日常を書いてます。

花嫁のれん館・午後の七尾線

前回の続きを。花嫁のれん館へ。入館料払ってすぐに中年女性が1対1でガイドしてくれました。

花嫁のれんとは加賀・能登・一部の越中地域に江戸時代から現在まで伝わる結婚式の風習で、花嫁がこの花嫁のれんをくぐって仏間に入ることで「嫁に入った」ことになるそう。嫁入り先での幸せを願うという意味があり、くぐるというほんの一瞬の儀式・風習のために約20〜300万円もの手作りののれんが作られるそうです。(高価なため、現在では母から娘に受け継ぐケースもあり)
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家紋が入って完全オーダーメイド、職人の手描きの絵柄 〜こりゃ金かかるわ。
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婿入りもけっこう多いことから花婿のれんも作られ、花婿がくぐるそうです。青系が大半。

結婚式(の一部の儀式)に大金かけること、まあいいんじゃないでしょうか。嫁(婿)に入るというのは少々封建的な感じですけど。まあ、伝統文化ともいえます。一瞬に大金かける〜片貝花火でも同様、日本にまだこんな風習あることにけっこう感動しました。アート関係者として一瞬にかなりの手間と大金という「美しさ」も。ガイドの方と大変盛り上がった!

すぐ近くに七尾線が通り、特急花嫁のれん号を撮影。(七尾駅和倉温泉駅)時刻にあわせて花嫁のれん館を退館でした。
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午前中なら側面にも日が当たります。この区間は2両が合う。

七尾駅16:02発の金沢ゆき普通に乗車。下り特急が故障か何かで10分遅れてこちらの発車が7分遅れ。金丸駅で下車して上下1本ずつ最後の撮影。
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413系来たあ。
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最後の急行形クハ455-702が最後尾。

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上りは花嫁のれん号。7分遅れで爆走 !

午後は順光で撮れる撮影地がきわめて少なく、曇りを願っていたら見事にそうなりました。普通列車の新形化が完了しても、花嫁のれん号はまた撮りにきたい。

金丸駅から帰途へ。乗り換えの津幡駅にて(18きっぷで乗れないので)富山駅までキップ購入。津幡駅富山駅47.9kmが1100円!高い。津幡駅高岡駅は610円で、高岡駅富山駅は370円。IRいしかわ鉄道とあいの風とやま鉄道の境界付近で合算から割引となっているためで、遠くまで通しで乗る客は割引なく高価になるんですか。いやはや。なお津幡駅富山駅413系で最後まで国鉄形を堪能できました。倶利伽羅越えで唸るモーター音はいいね。

富山駅にて30分休憩後に北陸新幹線はくたか号で帰りました。はくたか乗車前に駅の立ち食い蕎麦でも〜意外に無い!駅弁売り切れ。まあ夕食抜きでも特に空腹にならず。

7月から色々旅をしてきましたが、列車はガラガラでゆったり、ホテルや博物館等でのサービスとても良く、Gotoで安いしで、旅できない方々には申し訳ないけど良い旅ばかりです。食堂が休業/時間短縮とか駅弁の仕入れわずかしかない欠点もありますが。情勢が昨年と同様だったら、8月はアートイベントのボランティアで全然旅などしていられなかったです。いいか悪いかは分かりませんが、引退する電車と最後のお別れできたのは良かったでしょうね。本当は夏休み(有給)ゲットで2泊3日ならもっと撮れたですが、有給時に5000円出すのいやで。(足が不自由でタクシーでしか出社できない代わりの人の交通費)スーパーケチ!?