KBTのブログ

茨城暮らしKBTの日常を書いてます。

さらば、ブルートレイン!

 来たる3月26日のJRグループダイヤ改正日前に様々な列車が廃止・区間短縮等となります。鉄道趣味界ではいろいろと盛り上がったり惜しむ声が上がっています。私は意外とそうでもなく、「時代の流れ」と冷静にとらえています。
 ダイヤ改正より数日前に最終列車が運行され廃止となるのが、JRグループで最後まで残った急行はまなす号(青森駅~札幌駅)。
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 2012/07/12 青森駅
 私は7月11日夜発の上りはまなす号に札幌駅から乗り、終点青森駅まで「のびのびカーペット」に乗車。いまさらこれだけ乗る気にもならなく、どうせ寝台券ももう取れないでしょうし、結局は3年半ほど前のこの機会がブルートレイン最後の乗車となりそうです。
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 かつての青函連絡船や全国のフェリーの船室によくあるカーペットルームに似た感じの、のびのびカーペット。深夜でも照明が落とされず、意外と寝付けなかった憶えが…。

 以下は「動かない」ブルートレイン。現役を引退した車両をJR線とは全く関係ない場所で観光目的等で活用しているものです。
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 富士急行線下吉田駅構内「ブルートレインテラス」。車内見学可能、その気になれば昼寝も!冷暖房なしなので昼寝は春か秋だけできそうですが。
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 千葉県夷隅郡御宿町の観光施設ポッポの丘にたたずむ元・寝台特急日本海の2両。きわめて貴重なA寝台(開放形プルマン式)が1両含まれ、鉄道博物館にあってもおかしくないほど。こちらは基本的に外観のみ、ごくまれに内部を見学できる機会あり。
 
 どちらも実際に泊まれれば更に魅力アップですが、超人手不足時代の中で管理人を置かないとならない・一定の衛生度を保ったり防火に努めなければならない等の「旅館業法」の問題があり100パーセント無理でしょうね。その意味でブルートレインたらぎはよくやっている!3両で260万円ほどで多良木町が買い取り、約7000万円かけてリニューアル、法的問題もクリアとか。

 ある意味では無責任発言ながら、ヨーロッパ流の自己責任で苦情も一切なしという条件で年に数日間だけ泊まれるようにできないものかな。「民泊」を認めるのもいいけど、こういうのも。もっとも、きわめて貴重な列車がタバコの火の不始末で丸焼けになったりしても(以下略)ですが。