この後も沿線沿いに走って何カットか撮影し、筑波大学に行って学生食堂で食事＆ヒマをつぶした後、午後３時過ぎからMOVIXつくばにて本日公開の日本映画「Railways～49歳で電車の運転士になった男の物語」を鑑賞。これは以前からとても楽しみにしていました。待ちに待ったという感じで鑑賞してみると…前評判通り一畑電車の古豪・デハニ50形がふんだんに登場し、リアルな電車のサウンドもたまらないです。さすがはサウンドを取るためだけに乗客無しの電車を走らせたというだけのこだわりは感じられます。ただ、49歳の新人運転士と80年も現役の木造電車という組み合わせは一見突出しているものの（高齢化社会がますます進む今後は）なんとなくこれからありふれた話になりそうな気もします。そういう意味ではストーリーの新鮮さがちょっともの足りなかった感じですネ。なお、80年間も走りつづけた電車はこの映画が最後のお務めだそうです。鉄道ファン等でない一般人の方々には、平成の世に木造でドアを手で開ける電車があるとはかなり驚いたと思いますが。
主演の中井貴一さんはワタシ的には「ビルマの竪琴」をはじめ「連合艦隊」（特攻隊の役）、NHK大河ドラマ「武田信玄」などりりしい軍人を演じる俳優というイメージが強かったですが、こういう役もなかなかですね。まあ鉄道の制服・制帽というのも軍隊に似ていますが。
