何コレ！？アッと驚く電車時刻表

　少し前になりますが、２月に九州旅行をした際に黒崎駅前（福岡県北九州市）で見かけたモノです。一瞬、「時刻表の看板が倒れたのか！？」と驚いてしまいました。よーく見るとちゃんとしっかり固定されており、もともとこのように設置されています。ＪＲ黒崎駅から延びるペデストリアン・デッキ（道路上の空中の歩道・スペース）とデパートの入口の高さが違うためこのように少し段差（約２メートル）があるのですが、ここの脇の斜めに傾いたスペースの有効活用と電車のインパクトある宣伝のためにこういう状態で設置されたらしい。お堅いイメージの鉄道、気軽に利用を…ということでしょうか。それにしても陽気な九州人らしいノリです。他の通行人は見慣れているのか誰も気に留めていませんでした。
　この電車は黒崎と直方（のおがた、福岡県直方市）を結ぶ筑豊電鉄、都市間連絡鉄道ですが、同じ黒崎と直方には他にＪＲ線と西鉄の急行バスがあり、なんと３者の熾烈な競合区間です。九州ってバス王国ということもあり意外とこういう競合区間が多いんですが。３者いずれも譲らず客を奪いあい、筑豊電鉄も少しでも強烈な印象で１人でも多くのお客様を獲得したい目論みが読み取れます。