KBTのブログ

茨城暮らしKBTの日常を書いてます。

ディストピア

最近よく耳にする言葉、ディストピア。意味は日本語では難しいですが、ユートピア(理想郷)の反意、暗黒街とかヤバい所になります。dystopia.かといって廃墟やスラム街を指してはおらず、外見はきれいでも政治の力などで自由が抑圧された、心理的に暗黒の地のようです。

代表的なディストピアとして、しばしば取り上げられるのが香港にかつてあった九龍城(くーろんじょう)。英国・中国どちらの支配も及ばなかった地域があって、自由勝手に高層住宅が建てられ、増築・増築でゴジラのような不気味な形になり、自由放題ながら無法地帯、住人が自警団で守ったところ。下水道やごみの行方などはいい加減。リンク略で興味ある方、探してみて。

写真家や芸術家はしばしば好んでディストピアを表現しようとし、私は色々な人や団体から招待を受けたりし、ディストピアがなんなのか日々考えてます。自分でもこれはディストピアだろう!と撮ったり。

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シャトー牛久。きれいで風格もありますが、ワイン醸造所として役目を終え、静かにたたずむ日々。

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賑わっている新十津川駅。(北海道の札沼線の終点/始発)しかし、2020年5月に路線短縮で廃駅に、悲しい運命が待っています。地元民の本当に必要な利用はごく僅か。

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つくば駅前の閉店した大型商業ビル。若者やファミリーが多く通り茨城県内では最も未来がある街にも、こんな風景が。

ボランティアで活動中の所属楽団「和田永 エレクトロニクス・ファンタスティコス!」でもディストピア「的」な表現がしばしばテーマで、団員はその意味を理解するべく日々努めてます。

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ただ楽しく演奏や演技すればいいのではない、なるべく暗黒、ディストピアを表現なのです。一部のハードロックの破壊的な表現とは一味違い、なかなか難しい!役割を終えた古い家電が我々の手により「妖怪」となって再生、音を奏でるからです。
興味持った方、聴きにきてね♪団員常時募集中。

あっ、今の日本も緩いディストピアといえそう。日本語なら暗黒というか閉塞(へいそく)という言葉に置き換えるとふさわしい。