KBTのブログ

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ケハに意外なつり手・・・

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 3日訪問の那珂湊駅構内の鉄道写真展。ステンレスとタラコ色の双方の車両の車内で写真展を開催していて(~5月5日まで)2時間近くハマったのは前回のブログで記述した通りですが、ステンレスの「ケハ601」車内に意外な部品を発見!こんな変わった吊り手です。一番右のものは普通の吊り手ですが、左2本が見たことないタイプの吊り手。すぐそばに解説コーナーがあり、これは「リコ式吊り手」というんだそう。アメリカのリコ社で開発され、つり革部分に発条(=バネ)が内臓されて使わない時ははね上がって美観上に利点がある上、つかまっても前後方向に揺れない長所があったそうです。昔の東京地下鉄京浜急行で採用。しかし停車時に立ち客が離した吊り手が、同時に座席から立ち上がった客の頭にバネの力で強烈にぶつかり苦情が多発…日本では全て取り外されてしまったというシロモノ。確かにニューヨークに行った時に地下鉄でこのような吊り手を見たことがあったような…。

 それにしても、ケハになぜこのような特殊な吊り手が!?さらにドアの前に取りつけてあるのも不自然!…実は展示用に愛好者の方が所蔵品を寄付して取り付けたそうです。うち1本はわざわざオークションでゲットとか。熱心なお方のようですな。あと、ケハのドアが手動式(!)だったということにも初めて気が付きました。これはツーマンが必須で早々に引退したのも理解できます。3扉もあるし。とはいっても平成の世(元年)まで活躍していました。

 日本で初めてのステンレス気動車として鉄道史に残るケハ君、個性豊かで、できるだけ長く余生を過ごして欲しいものです。
 
 連休は東日本では雨の日が多かったですが今日から晴れてきましたね。天体観測(というかウオッチング)好きなワタシ的には久しぶりに星を見れるのがちょっと嬉しいです。今宵は満月近くになった月がきれいです。(満月は明日)よく見るとすぐ近くにおとめ座の1等星スピカも。