KBTのブログ

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終わらない戦後、終わらない昭和@生田

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 22日の明治大生田キャンパスの学園祭訪問の際、最後にここを見ておきました。だいぶ古めかしい木造の建物…実はこれ、戦前(というか戦中が正確)からある建物でもちろん改修はされています。もともと生田キャンパスは陸軍登戸研究所を戦後まもなく払下げを受けたもので、旧陸軍の建物というわけです。陸軍登戸研究所はここには書けませんが、いわゆるイメージのよくない兵器を開発していた施設なので、全く無関係な私立大学とはいえ、そんなの大学のイメージに良くない影響を与えかねないので早々と取り壊すべきと一見思ってしまいますが、ずっ~と現役で使われています。別に建て替えるカネがないというわけでもなく、いつも訪問するたび何でだろう?と考えてきましたが、最近いろいろと調べてみると、近隣住民や生協・大学関係者などの熱心な戦争遺跡保存運動によりいまなお現役ということが分かりました。平和資料として価値があるということでしょう。近い将来、キャンパス外の生田緑地に登戸研究所資料館もできるとかで、もしかしたらこれも丁寧に移築されるかもしれません。
 現役のこの建物をいまのうちに見ておくこともいいかもと思います。キャンパス内は中に立ち入らない限り見学自由…と書くと無責任なアドバイスになってしまいますので、念のため入校は警備員詰所で問い合わせを。戦争犠牲者のための神社なども残っています。(小田急生田駅から徒歩10分)