KBTのブログ

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昭和の面影・・・関東鉄道竜ヶ崎駅

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 最近なぜか出不精になり、全くといっていいほど出かけなくなりました。今日は夜勤明けの帰り道、近くの関東鉄道竜ヶ崎線に乗車してきました。レトロ列車・キハ532の定期運行日だからでもあります。常磐線佐貫駅から片道わずか6分の短い路線。列車は昭和の時代そのまんまでレトロ感たっぷりですが、風景はわりと平凡。しかし、終点竜ヶ崎駅は昭和の面影・・・というか昭和の時代、20~30年前そのまんまのレトロというかノスタルジーな駅と駅前。清掃がゆき届いてなかなか清潔感あるのは好ましいですけど。
 明治時代に常磐線建設の際、当初は直接竜ヶ崎を経由する計画があったものの、町に蒸気機関車の煙が入ることに反対運動が起きて通らなくなり(考えてみればあの時代は今より民主的だったんですな)、後に鉄道がないとあまりに不便なことに気づいてこの竜ヶ崎鉄道(後の関東鉄道竜ヶ崎線)が建設された経緯があります。しかし片道5キロ弱のため運賃収入はわずか、開業当初から大赤字だったそうです。関東鉄道になってから日本で初めてワンマン運行の鉄道路線になりました。現在はマイカーばかりでなく自転車とも激しい競争中!(5キロでは若い高校生~働き盛り世代ならチャリで15分かからず充分走れる距離)途中の入地(いれじ)駅は1日の利用者わずか60人台と異様に少なく、北海道の過疎地を走るローカル線の無人駅と肩を並べる数字です。東京まで1時間圏なのにこれは珍しいです。興味ある方、訪問を。