KBTのブログ

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ナダレンジャーの災害実験教室

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 今日は日勤の仕事の日でしたが、あのナダレンジャーがつくば市中心部のエキスポセンターにやって来る!というので昼休みに1時間ほど中抜けして見に行きました。2年前の科学技術週間での(独)防災科学研究所一般公開で面白い自然災害の実験を見せてくれた同研究所の研究員(博士)のナダレンジャー、今日も相変わらずの動物の鼻に変な自作メガネ・カツラの茶髪というユニークな格好でご登場。地震による液状化現象をミニチュアにより再現した実験で解説したり、画像のような高層ビルの揺れについての実験も。高・中・低の3つの高さのビル(実験ではスポンジ)は地震が来るとゆれの波の速さによりぐらぐら大きく揺れたり揺れなかったりするのです。比較的ゆっくりした波では高いビルが揺れますが低いビルは全く揺れない、逆にテンポの速い波では低いビルが相当揺れるが高いビルは全く揺れない、中間程度の速さでは中ぐらいのビルが揺れるのがよく分かりました。子供もよく理解していたようです。ちょっと難しい話になりますが、揺れの波の周期とビルの全体の高さが共鳴してビルが揺れるそうです。ラジオをつけた時、電波をとらえて音声を聞くにはダイヤルを回して同調しないとならないのと同じような原理。1年前の東日本大震災ではゆっくり揺れたため、かなり高いビルに大きな被害が出た・しかし低いビルは被害少なかったのはこういう理由です。

 ナダレンジャーは最後にこんなに高く発泡スチロールのブロックを積み上げて実験。底には車輪つきの台車があり、指で揺らしてミニ地震の実験。一見かなり不安定に見えますがテンポを速く揺らしても崩れません。しかし、相当テンポの遅い揺れではあっという間に崩壊してしまいました。…実験はよく分かって面白いです。

 4月の科学技術週間では、つくば市の(独)防災科学研究所でナダレンジャーが登場して同じような実験ショーを見せてくれるでしょう。興味ある方、足をお運びくださいませ。