KBTのブログ

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スロープカー@飛鳥山公園

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 19日は生明祭に行く前に東京・北区の飛鳥山公園に立ち寄りました。王子駅で下車すると、かねてから乗りたかったコレを目指しました。嘉穂製作所のスロープカーで愛称はアスカルゴ、またわずか48メートルほどの路線ながら「あすかパークレール」という路線の愛称もついています。
 
 先日に鎌ヶ谷市で試乗したモノライダーに類似の乗り物で、バリアフリー時代の歩行補助的な役割を担い、もちろん運賃無料で無人運転です。(ただし、ふもと側には事務所があり、案内&監視員が運行時間中は常時詰めています。)まさにエレベーター的。まずは乗車。車両は意外と大形で16人も乗れます。山頂駅までほとんど緩いカーブでスロープカーならではの線形です。ケーブルカー・エレベーターは直線状にしか登り降りできませんので。トコトコ自力で登ってゆき、約2分で山頂駅です。下を見るとずいぶん狭いスペースに造られているのが分かります。なお、東京というせいもあって大人気で乗車待ちの列ができていました。公園のアトラクションの一種という意味もありそう。モノライダーとは大違い!

 このスロープカーは新しい乗り物ながら、原型は和歌山県長崎県などのミカン山モノレールです。ラックレール(歯車がかみ合うようにギザギザのついたレール)を車両側についた歯車に動力をかけて登り(降り)するモノレール。スロープカーは動力が電気なのが大きな違いといえましょう。飛鳥山のスロープカーは鉄のレールで下側にギザギザがついています。

 バリアフリー時代の新しい乗り物、もう少し登場が早かったらワタシもこれの保守または営業マンになり、全国の急坂にスロープカーを普及させるのに熱中していたかもです。エレベーターとは違って軌道があって形が明らか=鉄道的でこういうの大好きです。まあ、来年も全国各地のスロープカー(及び他社の類似のモノレール)めぐりをしてみたいです。