KBTのブログ

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期待が高まるリニアモーターカー

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 昨日の愛知県名古屋市の「リニア・鉄道館」はJR東海が開設した博物館で、同社が開発中のリニアモーターカー関連の展示がかなりの部分を占めます。館名からも分かりますけど。画像はMLX01-1というタイプの山梨実験線で世界最速の時速581劼鮟个靴織螢縫▲癲璽拭璽ーです。ヌメっとした風の流れみたいな外観にスポーツカーみたいなガルウィング式のドアがいかにもスプリンターという感じがします。リニアモーターカーはすでに中国の上海で空港と市街地を結ぶという短距離ながら実用化されており、それは最高時速430劼納請?垢襪里如技術では引けをとらないはずの日本でもすぐにでも乗客を乗せて営業運行できそうな気もします。しかし、東京~名古屋・大阪間の長距離運行では強い磁気が人体や乗客の持ち物などにどのような影響を及ぼすかまだ研究が必要だそうです。今後はこの影響の実態をつかむこととそれの克服が最大のヤマとなるようです。

 東海道新幹線はオリンピック前の経済成長の絶頂期という背景もあって建設開始からたったの5年で完成しましたが、営業開始後の大成功をよそにその後新幹線の建設はカメのごとくで、ようやく1964年の東海道新幹線開業からなんと47年もたった2011年に新青森鹿児島中央間がつながりました。まあ、東海道線が大量の旅客・貨物でパンク状態だったので急きょ別線を建設する必要に迫られ、それが東海道新幹線の建設につながったのに対して東北・上越・九州は旅客輸送の高速化のみが目的なので建設のペースが遅かったせいもありますが。さて、リニアは東京~名古屋間だけでも開通見込みは2027年…まだ16年後です。低成長時代という背景や環境に配慮した計画など、21世紀の日本では5年とか10年で一気に作れるものではないようです。
 一方、東海道新幹線は現在でもダイヤの限界近くの列車が毎日走っており、リニアができるまでさらに高効率な列車や設備の研究が求められています。N700系以降の新型車もまだまだ登場することでしょう。