KBTのブログ

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キハ58系岡山車まもなく勇退

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 最近は学園祭見学などで忙しく鉄ちゃん活動を休みがちですが、岡山県内で時たま運転されているこの古豪気動車キハ58系岡山車(現在は急行色に復元)の動向は気になります。画像は2007年6月の急行みよし号で、同年6月末で同急行列車は廃止、運用されていた6両のうち2両が岡山県内に転属のうえ団体・臨時用として生き残りました。2007年6月の時点で40年以上の使用で、ほとんどすべてのファンがもうこれで引退だろうと思っていたので大変なサプライズでした。数年前から古豪の気動車が全国的に人気が高まったからのようです。それから3年、平均で月に2~3回程度ほど観光列車等として動いてきましたが、ついに寿命のようで約3週間後の11月21日(日)で完全引退との事。う~ん、ちょっと気合いを入れれば岡山まで行こうと思えば行けるものの、前日20日に同窓会等もあり今回は断念。どちらもかなりカネかかるので二者択一とせざるをえません。ま、茨城から最後の活躍にエールを贈ることとしましょう。

 JRでは70年以上も現役の蒸気機関車(SL)が運行されていますが、約45年現役だった気動車が大人気でも引退せざるをえないのは技術的によく理解できます。比較的単純な部品の集まりであるSLに比べ、気動車はエンジン・変速機をはじめ高等な部品を使用しており、現在では45年前の部品(エンジンの基本設計は戦前のもの)をもうほとんど生産できないためです。今後は博物館での展示を期待します。