KBTのブログ

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氷見線の名所

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 少し前になりますが、9月2日撮影の富山県高岡市・雨晴海岸をゆくJR氷見(ひみ)線の列車の風景です。氷見線は延長20キロそこそこの鉄道ですが沿線の変化がとても面白く、まずは始発の高岡駅から乗るとしばらくコンビーナ-トが目立つ工業・港湾地帯が広がります。このあたりは富山県有数の重工業地帯で貨物列車も走っています。途中にはロシア貨客船の発着する、全国的に名の知れた伏木も。伏木駅もあります。しかし、そこから約10キロ進んで越中国分駅を過ぎたとたんにこのような自然あふれる海岸の風景に。ミニリアス式地形というか、ちょうど山が海に迫って鉄道も国道も海岸ぎりぎりに追いやられ、鉄道の方がこんな感じでより海岸すれすれを通っています。ふつうは国道・県道が海側になるので貴重な箇所。乗客にはこれは大好評、冷房が入っていてもこの区間だけかなりの客が窓を開けて海を眺めていたり、ドア付近に寄ってドアの窓から眺めている客も。ローカル線の部類で合理化のためかスモークガラスなので窓を開けないと景色は見れないからですが。
 ワタシは雨晴駅で下車して2本ほど撮影してから路線バスにて高岡に戻りました。快晴だったら最高の場所だと思います。こんどはそんな日に来たいです。
 車両がだいぶカラフルで、これは「忍者ハットリ君」がテーマの気動車。氷見名物のブリなどのイラストとハットリ君が描かれています。車内アナウンスも全て彼の声です。(もちろん生の声ではなく、MDに録音したものを再生。)
 
 蛇足ですが、松はよくあんな厳しい条件の所に自生するなあ!とつくづく思います。岩が多くて養分のある土は少ないだろうし、強風もしばしば。先日の筑波大学の講座でその謎が解けました。主に根っこに大量の微生物(バクテリア)が共生しているからだそうです。バクテリアが岩の表面付近はもとより、大気中からも窒素・リンなどの養分を固定し一部が松の養分になっているようです。むむ、すごい自然の仕組み!