KBTのブログ

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筑波大学バイオeカフェ

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 今日は夕方に筑波大学に行き、バイオeカフェという同大関係者のほか一般人も参加可能なミニセミナーを受けてきました。今まで知らなかったですが、じつは毎月(10~19日に入る火曜日)こういうカフェを開催しているそうです。恐ろしく広いメガ国立大学でどんなことを研究しているのか、税金を払っている身としてはなかなか興味がありました。理系の大卒でもあるしね。今回はアレルギー関連のお話。途中の過程ははっきりいってものすごく難しかったですが結論はとても分かりやすかったです。現代の子供は3割が食物アレルギー(小学3年時点で)ですが、それにはいろいろな原因があること―寄生虫やほこりが少ないなど回りの環境がきれいになりすぎたこと、食生活でタンパク質や特定の脂肪摂取が増えたこと等―ですが、母乳と食育によってそれはかなり解消可能だということです。なぜそうなのかはものすごく難しい話なので省略しますが。ふふ~んと納得できる話でした。
 じつはカフェの途中で参加者全員に実験が課せられました!これはものすごく意外でびっくりでした。まあ簡単な実験ですが(画像参照)。落花生(ピーナッツ)を特殊な処理液できわめて薄く溶かしたものに高等なリトマス紙みたいなものを浸すと、約5~6分で紙の中央あたりにピンク色の反応。これはアレルギー物質が含まれていることを示しています。試験管に入れた溶液はわずか100マイクロリットル(=0.1ミリリットル)で、しかもアレルギー物質が微量の50PPM(100万分の50)以上含まれていれば反応するというのだから驚異的!そういえば私が大学で学んでいたころ―約20年前はガラスの試験管でしたが、今はこんなプラ管が当たり前なんですね。これもなかなかびっくりでした。学生が持っていたきゃしゃな感じのプラスチック製の精密ピペッドにもかなり驚き…カルチャーショックというか新鮮な体験ばかりで良かったです。
 次回は5月11日、生物の分類関連の話題。興味ある方はどうぞ。(一般人大歓迎とありますが、今回と同レベルだとすると理系大卒・理系専門卒または高校中学の理科教員程度の理科の知識が必要だと思われます。)