昨日(24日)は茨城県筑西市のしもだて美術館へ。夜勤の日(日・火・木)に出かけることは稀ですが、今回はラクラクな片道1時間圏(byマイカー)なのでGO!!でした。しもだて美術館では5月21日から松本零士展が始まり、とても楽しみにしていました。
初期の「男おいどん」から絶頂期の「宇宙戦艦ヤマト」「キャプテンハーロック」の原画や派生したプラモなどなどが公開。これらを見て楽しんで育った世代だけに内容的には最高!充実!に感じられます。いろいろハマりました。代表作である「戦場まんがシリーズ」関係の展示も豊富。私は今でも単行本を読み返すこともあり、それらはホント好きです。今年1月~2月のアメリカ旅行をするきっかけにもなったし。
こちらはワシントンDCのスミソニアン博物館で1月末訪問時に見たメッサーシュミットBf109の実物。横置き液冷エンジンで細身でスマートなボディ。しかし零戦と比べると角ばっています。防御がよさそうな反面で視界が悪そう…ドイツ空軍スピリットを詰め込んだ優秀な戦闘機。
こちらはスミソニアン博物館別館で展示のMe163コメ―ト。ドイツ空軍のロケット戦闘機。画期的なスピードや運動性能を発揮しましたが滞空時間10分未満が致命傷、戦果は上がらなかった悲劇の迎撃戦闘機です。戦場まんがシリーズにもよく登場しています。搭乗員が帰還可能という点や自力で飛び立てるという意味で日本の桜花よりは少しはマシかな。
個人的にはこの流線形で小形の機体はとてもカッコいいと思います。
一通り見終わって、出口付近にビデオ上映コーナーがありエンドレスで戦場まんがOVAを上映。日替わりみたいで本日は「音速雷撃隊」以下3作品でした。こちらもじっくり鑑賞。まあ史実とは相当異なる超高性能な兵器が登場はドラマ性を高めるためにやむを得ないでしょう。ほぼ負ける事が分かっているのに、それでも仲間の成功を祈って出撃して自らは撃墜されてしまう…などのストーリーには毎度泣けます。日本人の男としてこういうのに共感するんですなあ。敵地に単身バイクで突っ込む元バイクレーサーの日本兵のストーリーも泣けます。戊辰戦争で旧政府軍側についた藩や新撰組がいまなお人気ですが、スピリットはそれと似ているか?
約2時間鑑賞して帰途へ。そういえば男性客に人気?と予想していたら意外にも比較的高齢の女性の来場者が8割くらいでした。
松本零士展は1年くらいかけて全国の地方都市の美術館を巡回展示予定。茨城はとても遠くて行けない!方、夏以降にお楽しみに。東京・阿佐ヶ谷の友達に来たら?と誘ったら下館?遠すぎて無理!との答え。フツ―の方には片道2時間弱はキツイか。しょっちゅう出張で全国を飛び回っている人ですけどね。
全国の展覧会情報:http://artgallery.co.jp/leiji/