KBTのブログ

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韓国の鉄道

今回で韓国旅行記は終了です。たった2日でしたが、鉄道ファンとしてとらえた韓国の鉄道について記述。

韓国新幹線KTX
撮影も乗車もしなかったものの、ソウル駅で頻繁に見かけて気になりました。外観はフランス旅行をした際に見かけたTGV(テジェベ)そのまんま。座席が狭いとか加速が悪いとか色々と批判や欠点が言われてますが、良いところも多いと思います。列記してみると。

①いくつもの在来線に直通、地方と首都をつなぐ速達効果を短い期間で完成。これは新幹線と在来線の線路幅や電圧が異なる日本では真似できない長所。日本でいえば東京ー横浜ー小田原まで在来線、あとは新幹線という便利な系統もあります。速達の面でいえば疑問がありますが。

②ソウル周辺で在来線を走り、ソウル駅も在来線駅と共同使用、新幹線ホームの建設費や土地買収の手間がほとんど不要だった。もっとも、在来線と共用なぶん列車本数には制約を受けますが。
一部の地方エリアで、高速線がいまなお建設中でちょっとずつ完成後にダイヤ改正をして速くなったりしています。

私が思う最大の欠点は、基本停車駅が極端に少ないことでしょうか。加減速がとても悪い客車方式のためでしょう。基本系統のソウル駅の次の停車駅は96kmも離れた天安牙山(チョナンアサン)です。全国的に人口密度が高いこの国で、停車駅を増やした方が便利でしょう。途中まで在来線を走る系統はこれを補っているようです。とはいえ、人口110万で世界遺産もある水原市水原駅経由は片道1日4本のみ。

ソウル地下鉄
ホームドアが設置され安全、郊外への国鉄線へ直通そして運賃が安いなど便利ですが、本数が少なめだし混雑ぎみなのは…。

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紙のキップが存在せず。1回の乗車でもいちいちICカード購入。目的地の駅で改札を抜けた所にデポジット分の払い戻し機があり、500ウォン(約50円)戻ります。多くの人は繰り返しチャージ形のTーMoneyカードを使用でしたが、私はどこで販売しているか分からず、1回形だけ何度も使いました。駅では販売していません。かなり進んでいる感じですね。アジアでは珍しい交流電化の地下鉄(盆唐線)も存在。もっとも電車が高価らしく本数は少ないです。

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ソウル駅~インチョン空港の空港鉄道も交流25000V60Hz電化。したがってKTXもそのまま乗り入れ可能。なんとインチョン駅地下ホーム構内は剛体架線!
御覧のようにノンリクライニングの集団離反式です。かなりゆったりはしてます。

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帰路のインチョンー羽田間の機内食。魚?がメインでした。ピピンバ期待は崩れました。
離陸してから着陸までわずか1時間半!地球の気流による追い風(西→東)のためですが、福岡ー東京より若干短いソウルー東京、すぐ隣の国!を実感しました。ただ、入出国税だけで約6500円もかかり、空港保安料なども加算。まだまだそう気軽にはできない海外旅行でしょうか。
パスポート持ってない方は新たに取得すると15000円もかかりますしね。
ワタシ的には両国民の相互理解のため、どんどん行き来して欲しいと思いますが。