KBTのブログ

茨城暮らしKBTの日常を書いてます。

戦争記念館へ

 12日の旅の続きを記述します。
15時近くに韓国民俗村での遊びを終え、時間的にもう1ケ所なんとか見学できそうで頑張って行ってみることに。鉄道博物館か戦争記念館ですが、18時まで開館している戦争記念館の方が比較的ゆったり見れそうで目指しました。民俗村(無料シャトルバス)上葛駅(地下鉄盆唐線)水原駅国鉄京釜線<通勤電車>)衿井駅(グムジェ・ヨク)地下鉄4号線―三角地駅(サムガクチ・ヨク)・・・と乗り換えてちょうど2時間を要しました。電車がとにかく混んでいてずっと立ちっぱなしで疲れました。ガイドブックには三角地駅から徒歩3分とありましたけど、駅構内が異様に広く4号線のホームから出口まで他の路線のホームを経由し、東京駅日本橋口から地下鉄大手町駅まで移動するのに相当するくらい。出口からは確かに徒歩3分です。
イメージ 1
本当は17時までの入館・閉館18時らしいですが、無料なのでゲート等はなく大らかなお国柄でもあり17時10分すぎでも問題なく入れました。主に朝鮮戦争関連の展示です。まだ戦争が終わっていないのに「記念館」という名称にするのはどうかとも思いますが。
イメージ 2
北朝鮮指導者キムイルソン氏の公用車。1950年代なのでさすがにクラシック。異様に長いエンジンルーム、V型12気筒・6000CCくらいあるのかな。どうやって入手したのだろう。隣には大韓民国指導者の公用車も展示。

イメージ 3
これに会いたかった!中戦車において第二次大戦時で最高傑作といわれるソ連T34/85戦車。ドイツの戦車を駆逐する働きを見せました。朝鮮戦争でも北朝鮮軍で大活躍!長い砲身は命中率が高かったでしょうね。
 なお、2015年現在でも北朝鮮軍は約300両が予備用として「現役」とか。アメリカのエイブラハム戦車1両でこれを30両は撃破できそうに思えますが…。

イメージ 4
 北朝鮮軍の偵察機兼練習機。なんとなく日本海軍の零戦をリスペクトしたような感じが。広いキャノピーは視界良好だった反面、撃たれたら終わり…。最高速度260キロ/時とそこそこの性能。
イメージ 5
こちらは韓国・米国連合軍の偵察機(!?)。説明板をよく見なかったです。キャノピー下のハングルを直読みするとテハンミングクゴングル(たぶん大韓民国空軍)。短い全長に太めボディがF4Uコルセアにちょっと似たような感じ。全然違うという見方もありそうですが。

 一方でこのような展示も。
イメージ 6
 徳川秀吉の朝鮮侵攻の際に、海戦において日本軍を撃破しまくった亀甲船。小柄ながらかなり強そう。屋根にもトゲだらけの防御があり乗り込みを防止。まあ、こんな感じだと戦争時に中は相当暑かったでしょうし、万が一砲弾が上から貫通したら逃げ場なし。活躍の様子を日本語版の詳細なビデオで理解しました。

イメージ 7
日韓併合時代の軍服などが展示。これを見ると気分的には複雑です。

 インチョン20:50発羽田ゆきに搭乗のため、閉館より若干早い17:50ころに退館しました。屋外展示もあるそうなので今後の課題としましょう。
 
 <韓国の物価は高い!?>
 実質1日だけの韓国滞在でほとんど買い物しなかったですけど、物価水準が気になりました。貧乏性のせいか?1000ウオン=100円と簡略化して計算してみます。(実際は106円)
 コカ・コーラ350ミリ:100円 オレンジジュース・炭酸飲料500ミリPET=200~250円 ミネラルウオーター:100円
 *自動販売機には40~80円の中身のよくわからない缶飲料あり。
 ポテトチップス:100円くらい
 庶民食堂での定食:400~800円
 地下鉄初乗り:135円 タクシー初乗り2kmまで300円 以後140mごとに10円加算

 う~ん、炭酸飲料PETが200円もするなど食料品が日本より高い!交通費関連はかなり安いといえます。地下鉄135円~は日本並みですが、40kmもあるソウル駅~水原駅では195円と日本の3分の1程度!私みたいに旅好きな人には交通費が安いのは良い国かも。
 韓国における給与水準がどのくらいかよく知りませんが(大卒初任給は日本より高いという話もありますが)、アルバイトの時給が250~500円台だそうなので、それを基準にすると全体的にはかなり高い物価かなあ?付加価値税(消費税)が高いせいもあるでしょう。