KBTのブログ

茨城暮らしKBTの日常を書いてます。

只見線の旅

今日はローカル線中のローカル線である只見線乗車をメインとした一日です。
まずはホテルで朝食を摂ったりせずにチェックアウト、小出駅7:58発の只見線一番列車只見ゆきに乗車。

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(画像は只見駅にて)
やはり昨晩から小出駅に留置してある赤帯キハなど2両編成。もっとも、大白川ー小出の上り一番列車があるので、早朝に小出ー大白川とこの編成を回送して充当のようです。赤帯車は北東北の列車のようなイメージでなかなか良い。もちろん2両とも非冷房。

久しぶりにずっと乗りたいと思っていた只見線の旅、135km余り約5時間もの乗車・国鉄型DC・1両に数人の乗客・素晴らしい川や渓谷の眺めでやはり大満足!特に大白川駅ー小出駅の山越えが良い!こんどはクルマで撮影に来たくもなりますが、平行する国道252号はカーブ数十ヶ所の大変な難路で走行経験ずみですがあれを走るのはかなりつらい。今でも「六十里越え」といわれているほど。(たかだか10kmちょっとの道のりながら六十里を走ったような感じの意味)鉄道は約7kmのトンネルで山越えです。

田子倉ダムを眺めてやがて只見駅。ここから会津川口駅まで代行バス。2011年の大水害で橋脚が流され、いまだに不通なのです。代行バスから線路が突然無くなっている場所が何ヵ所か見え、これはショックです。

10:15ころに会津川口駅着。この先は会津若松駅まで列車ですが12:35発となんと2時間20分待ち!駅前においしい食堂があるとの情報(で朝食抜き)でしたが、全くそういうのは見当たらず。売店のおばちゃんのアドバイスで隣駅の会津中川駅付近まで3kmほど歩いてみることに。道の駅で食事ができる他、近くに中川温泉もあるとか。

てくてくと約40分で道の駅かねやまに到着~。そこそこの賑わいで、ちょうど11時開店の食堂に良い時間となりました。定食を食べ、そして300m先の中川温泉へ。老人福祉センターで温泉は一メニューに過ぎないながら予想外に良い褐色の天然温泉♪45度とものすごいアツいながら、地元の入浴客の勧めでなんとかつかりました。この方、熱い湯はミトコンドリアが機能回復して若返るとかの理屈で、理科の先生かな?

温泉目の前の会津中川駅へ。歩きと温泉や食事で2時間があっという間、実は時間足りないほどとなりました。もちろん時計を見ており乗り遅れはありません。

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怖いクマの絵!

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そして列車が来ました。こちらも非冷房です。キハ40の原形エンジンが唸りを上げて走行。パワーは非力でとても遅い。

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あこがれの会津柳津駅。今回は素通りにしました。(下車して次の列車では今日のうちに帰れなくなるので)

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映画「ジヌよさらば」ロケ地の会津柳津、こんどはゆっくりしたいです。クルマで来るかな。それにしてもあまりに個性強すぎのキャストばかり!

会津柳津駅からハイキングらしき小学生軍団100人くらい乗車で、閑散としていた車内が賑わいに。高校生の帰宅も加わり終点の会津若松駅まで混雑していました。もっとも私は構わず寝不足もあってウトウトしてましたが。

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会津若松駅国鉄型キハ並び~。

まちなか周遊バスで会津武家屋敷へGO!ここも以前から行ってみたかった。

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会津潘家老・西郷頼母の屋敷がメインで30もの部屋がある大屋敷はみどころ豊富!それぞれの部屋に丁寧な解説も。

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「自刃の間」戊辰戦争で追い詰められた西郷家などの女子供21人がここで自害した悲劇の間、しかし武士の妻や子の気構えが感じられますなあ。

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水力を利用した精米小屋、実際に動いています。1つの動力(水車)から歯車で16の力(米を突く)を取るというメカニカル!

あちこち見て退散。「八重の桜」関連展示もあり、ここでも撮影されたそうですが、カレンダー用のポスターがあまりにセクシーでびっくり!主演の綾瀬はるかさんが黒の下着姿で屋敷にたたずむ…よく考えたらキャミソールでしたが。なんとも刺激的でした。

あとは茨城に帰途へ。磐越西線水郡線常磐線の最短コース(それでも5時間半)。いまは水郡線の車中。只見線より長い145kmですが3時間半で走破、線路条件と新型の威力ですね。