KBTのブログ

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映画「あした」ロケセット&「時をかける少女」大時計

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 今回の旅のメインは尾道の映画ロケ地めぐり。2日(半日ずつですが)にわたって大林宣彦監督作品のロケ地を数か所まわりました。まず行ったのが、尾道市街地の対岸の向島にある「あした」ロケセット。市の公式ホームページの観光案内にも出ている、比較的有名なロケ地です。(合併で向島尾道市)渡船の待合所ということで、撮影時の海岸ぎりぎりの場所から移設のうえ、バスの待合所となっています。中は映画撮影時に近い状態で小道具なども多数展示。なかなか見どころあっていいです。まあしかし、すでに20年前の映画となった「あした」、全く鑑賞したこともない観光客も相当数に上るでしょうし、VHSやDVDがもう絶版で鑑賞自体も困難な昨今、自動モニターなどで予告編や一部のシーンだけでも上映していただけたらいいかもですな。無人なので壊される心配とか著作権云々の問題もあるでしょうが。

 次に、ここもけっこう行きたかった「時をかける少女」(初代)の大時計。映画では針が逆回転したりした印象的な大時計。大汗をかいて徒歩で40~50分近く探し回りました。ファンのホームページ等の情報により、時計店と聞いていたのですが、どうやら廃業したようで、こんな状態。時計も壊れて動いていません。雰囲気は映画と同じですが、動いていないのはがっかりでした。

 尾道は、今の時代ならふつうはあって当たり前のコンビニやファミレスやファストフード店が皆無(※)で坂道や路地や迷路だらけの町、なんとも非日常的でいいんですが、なんだか商売っ気のなさも感じられます。ボールペンとおにぎりを買いたい時、2つのお店に行かないといけない。バリアフリーもほとんどなく、階段が多くてお年寄りや身体障がい者の観光は難しい。いやあ不便です。そこが良い!?

 まあしかし、おみやげ屋や書店に「時かけ」や「あした」「ふたり」等のDVDがあったら買う人ぜったいいると思うのですが…。それとも、私がいまどき20~30年前の映画のロケ地を巡っているのが時代遅れ?

 ※バスと徒歩でまわれる、一般的な観光客が行く範囲で。たぶん郊外にはあると思います。