KBTのブログ

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映画「あした」VHSをようやく入手!

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 9月頃に計画している2年ぶりの岡山&広島旅行(尾道の映画ロケ地めぐりがメイン)に向け、最大の課題が大林監督の新・尾道三部作(あした・ふたり・あの夏の日)を全作品鑑賞することでした。1995年作の「あした」だけはレンタル店に皆無でセルも10年くらい前に終了で中古も皆無、入手に大変苦労しました。最後の手段が今までやったことのないネットショッピング。DVD版は大変なプレミアがついていて9千円以上しますのでもしダマされたら大損、まあこのくらいなら万が一損しても良い3000円台のVHSを入手することにしました。信用あるamazonで購入したのですが、実際はかなり複雑な流通経路だったようで約2週間して昨日届きました。けっこうハラハラものでした。

 昨日は明けでヒマだったのでさっそく鑑賞、自室にはすでにビデオデッキはなく親から借りてきました。「あした」は小型客船「呼子丸」の沈没・遭難により恋人や家族と突然の別れとなってしまった遺族らが、ある日の夜中の12時に呼子浜に夜明けの間までわずかな時間だけ死者たちが出現するという不思議なメッセージが届いて必死で会いにゆく…という大林監督お得意のハートフルなファンタジー作品。最初から最後までずっとしっとりとした感じで、死者と生者が対面するというストーリーとは直接関係のないラブシーンやヤクザの格闘シーンがテンションを上げている感もします。まあしかし、見終わった後になんかジンと来ました。(それにしても、主演が誰だったのか分かりずらかった!)ギャグの大王というイメージのある植木等がヤクザの親分役というのはユニーク。…現在でも移築のうえ尾道市内に残っているロケセットにはぜひ行ってみたいものです。最近になって呼子丸の8分の1模型を造ろうという尾道市民などの呼びかけもあるそうで、多くの人に愛されている作品のようですな。

 さて、尾道への旅の計画でも作ってみましょうか。前回2011年9月は台風に相当苦しめられた(鉄道などのダイヤ大混乱)ので10月でもいいんですが、学園祭めぐりの時期だしなあ…。