KBTのブログ

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ユースホステル&スロープカー体験

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 今回の五能線+αの旅、移動日の初日(26日)は弘前市内のひろさきユースホステルに宿泊しました。2011年9月の会津旅行の際にユースに泊まって以来、約1年半ぶり。(そもそも、最近は宿泊を伴う旅行をあまりしない。)ここは会員価格で1泊3045円です。ご覧のように2段ベッド4人部屋と、古き良きユースホステル全盛時代のスタイルをほぼそのまま保つ、ある意味で貴重なユースホステルかもです。オフシーズンなのでもちろん相部屋にはならず、各自バラバラの部屋でゆったり泊まれました。もともと夜勤明けで4時間しか寝ないで出発した上(バスでは例によって眠れず)、テレビもないし、21時には早々に寝てしまいました。

 翌朝の朝食時には宿泊者が全員顔を合わせましたが、4名の宿泊者はワタシを含め40・50・60代と、さながら「シニアホステル」でした。時期的にヒマな若者や働き盛りの世代が少ないのも要因でしょうが、まあ、旅をする若者が大幅に減っていることが伺えますな。私が20代のころには、どこのユースでも平日でも若者が何人も泊まっていましたが…。

 (注)現代ではユース会員以外も600円増しで宿泊可能。

 さて、話題を変えてこんどはウェスパ椿山青森県深浦町)のスロープカー。東京・王子の飛鳥山にあるスロープカーと同じ構造ながら、片道10分もかかる長いバージョンで、かねてからこれに乗りたかったです。JRの駅前と頂上の展望台を最大斜度25度(!)でズンズン上下する様はけっこう興味深かったです。歯車による駆動で勾配を克服するので確実に上下できる反面、スピードは全く出ません。ケーブルカーよりはるかに遅い速度です。
 なお、毎時10・30・50分に麓の駅を出るダイヤが公示されていますが、実際は完全オーダー制で客が来て申し込んだら10・30・50分いずれかに発車する仕組みです。まあ、団体さんが来ない限りは1時間に2~3人程度の客ですからね。頂上の駅で下車して展望台で20分(時間固定)見学した後、麓に降りるパターンで、それまで車両と付添係は頂上駅でずっと待機していました。これは有人エレベーターのような概念かもですね。展望台からの白神山地日本海の眺めはとても良く、乗って損はしない乗り物。


 ※スロープカーは嘉穂製作所(株)の商標名。レールと車両に歯車がついた、いわばアプト式モノレール。