KBTのブログ

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ローカル線見直し論議

Yahoo!ニュースより
https://news.yahoo.co.jp/articles/a55076a020de749f5b099debf650a76b6b221373

中国地方のローカル線の何線かをJR西日本としては見直し(事実上、廃止したい)との事。こういった路線を黒字にするには、隣の駅までタクシーより高い3000円ぐらいにしないとならないでしょうね。

だいたい4〜5人(重さ300〜400kg)しか乗らないのに自重20〜30トン台のディーゼルカーで運行とは、効率悪すぎです。燃費悪いし軌道の保守もかかる。マイクロバスぐらいの重さ(4〜5トン)の車両を今の技術で開発できないものでしょうか。軽くても急勾配などで空転しない車両。
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(イメージ、鹿島鉄道)

あとは、あまてらす鉄道のように風光明媚な区間だけ残し、高額な運賃取って観光客向けに走らせる方法があります。私なら木次線の二段スイッチバック、あそこだけの往復で1万円払っても乗りたいなと思います。

あまてらす鉄道公式HP
https://amaterasu-railway.jp/attraction

全ての区間を廃止して、BRTや通常のバス路線に転換などするにしても前途はものすごい厳しいでしょう。最終的にはデマンドタクシーになるかもです。他の地域から観光やビジネスで訪問する場合には利用が難しく、閉ざされた地域になってしまう課題があります。うーむ、いい方法はないものか。

大都市の鉄道ファンや旅好きがこういった閑散ローカル線に乗りに行こう!は良い事だと思いますが、こういう地方への往復でけっこうなカネかかり、結果的にカネつぎこんでいるのは高速道路会社・新幹線・国内航空など。ローカル線にも地方にもカネあまり落ちないし、よほど裕福な人以外は数年に1回乗れるのみ。どこの路線でも地元の人が一番のお客様でしょう。

日本より少し狭い面積のドイツには、いまなお約33000kmもの鉄道網がありますが、どうやって維持なんでしょう。日本は約27000kmです。