KBTのブログ

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ミッドウェイ

昨日は朝イチで映画「ミッドウェイ」鑑賞。この日に日本では初公開で、2月から楽しみにしてました。
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太平洋戦争の主な海戦のひとつ、ミッドウェイ海戦を描いたアメリカ映画、意外にも真珠湾攻撃やドゥリトル空襲から始まるので前置きだけで30〜40分、かなり長い。その分、背景もよく理解できるのですが、まだメインのミッドウェイ海戦が始まらないの?とじらされました。

で、待ちに待ったミッドウェイ海戦、迫力は最高!男と男のアツい戦い、人と機械が一体となった戦いをとてもよく描いています。日本軍の描写も文句なしです。
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劇中でも史実でも大活躍のSBDドーントレス爆撃機・F4Fワイルドキャット戦闘機、2016年のアメリカ旅行でスミソニアン航空宇宙博物館にて実機を見ました。アメリカらしい頑丈な作りですねえ。

零戦の軽快な動きも文句なく描き、いいです。スリムで美しいシルエット。まさに軍用機のスポーツカー。ドーントレスは少し軽快なトラック♪

様々な提督が登場ですが、どの戦争映画でもそうですが、空母飛龍からの総員退艦時における山口多聞中将はとてもカッコいい。ほんとは一緒に退艦して次の海戦で再起して欲しかったほどの優秀な軍人でしょう。「オヤジ」のウィリアム・ハルゼー元帥はいかにも若い軍人たちに慕われそうなお父さん的な人柄、演じた俳優は本人と同様に目が大きく、実に適任だと思います。山本五十六元帥は身長186cmもの大男のトヨエツが演じ、イマイチ。

日米両軍とも戦力ではほぼ同等(日本の方が個々の兵器の性能が高く練度も上)でしたが、結果は日本軍の大敗…勝敗を決めたのは提督の決断の差・スピードである、がよく分かる映画です。これ、現代社会にも充分に参考になります。会社でも優秀な司令役が必要ということが改めて分かりますな。

まー、でも結局はヒーローを描いた典型的なアメリカ映画という感じでした。軍人たちの妻として美人女優もたくさん登場。こうしないとあの国ではヒット取れませんからね。ラストシーンには共感。個人的には「パールハーバー」の方がヒーロー映画としていいな!でした。

興味ある方ぜひ劇場へ。
※提督の階級は最終のものです。

https://midway-movie.jp/

スミソニアン国立航空宇宙博物館 公式HP(英語)
https://airandspace.si.edu/