KBTのブログ

茨城暮らしKBTの日常を書いてます。

東京電力廃炉資料館

夏の旅シーズンがスタート! 昨日2日は北海道東日本パスを片手に、ずっと行きたかった東京電力廃炉資料館へ。この資料館はコロナで2月中旬から6月まで閉館でしたが7/1に再開、ちょうどいいタイミング。今は予約が必要で当日に電話で予約。

夜勤明け後に日帰り、常磐線ひたち野うしく駅9:00ぎりぎり乗車。毎度のパターンですが。
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いわき駅11:41〜12:13の乗り継ぎ時間でランチ♪いわき駅ビル3階の半田屋、すぐ食べられる。これだけお盆に載せて510円と安い!

食事後に車中で寝たりで、富岡駅12:55着。資料館まで徒歩15分…炎天下でちょっと大変でした。あとで調べたら13:00の路線バスにチョイノリも利用できました。
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着いたあ。さっそく入館。若い女性がマンツーマンで案内。大型映像が中心で、特に中央制御室のメーターパネルは映画「Fukushima 50」で見たものと同様なくらい画像でリアルに再現。すごい。まあ全体的にはこれだけの事故をなぜ起こしたかを謙虚に反省、これからどう収束させるかを淡々と解説しています。TEPCOのサインがやたら出てくるのはどうかなあですが。

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数少ない実物の展示、作業員の装備。竜田一人のコミック「いちえふ」に登場のとおりでオオー!ご安全に!

溜まりつづける汚染水の今後が最大の課題のようですが、特にトリチウム(三重水素)が除去困難、低レベル放射線のみ放出で希釈後に海に流しても大丈夫そうで、社会によく説明して実行するしかなさそう。

1時間10分の見学終えて退館。案内人の話し方が福島第一原発で作業員やっているようなリアルで驚き。失礼ながら、ふくよかでたくましい感じなのでなおさら。研修でよほど叩き込まれたのでしょうか。
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駅まで徒歩でてくてく。真新しい街、地震で壊れた街を更地にして一から再生でしょう。緑が全くない…。資料館の向かいには回転寿司「アトム」が倒壊したままあったそうです。なんだか皮肉…。いや、原発が安全に稼働中だった震災前には、原発従業員には「アトム」という屋号は好まれたかも。2020年6年に解体撤去。

富岡駅14:40上りは駅到着が数分遅く乗車無理で、次はなんと2時間以上後の17:06。常磐線のこのあたりは閑散ダイヤ。定住者わずかですからね〜。16:15に路線バスの急行いわき行きあるけど余計なカネかかる。暇潰しに、これも1時間以上待って15:59の下りで双葉駅、周辺を散策。3月の訪問時とほぼ同じ、壊れた家屋が広がってます。
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旧双葉駅舎を再生したコミュニティプラザができてました。あいにく16時までで入れず。時計が14:48くらい指してます。地震発生後に2〜3分動いた後に止まったのでしょう。
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付近の放射線表示器が0.294マイクロシーベルト/時を表示。福島第一原発の現場作業員の1日の限度が0.8なので(「いちえふ」より)、ここに3時間以上の滞在はあまり良くない感じです。※日数限定で限度が1桁アップの作業員もあり。

(参考)自然界で年間に浴びる・食事で取り込む放射線:2.1ミリシーベルト(2100マイクロシーベルト)。双葉駅前で仮に24時間365日滞在したら、0.294×24×365=2575マイクロシーベルト。(法令で宿泊は禁止)